シールの剥がし方として、身近にある酢を使った方法をご紹介します
なかなか剥がれない厄介なシールに困っている方は少なくないかと思いますが、
市販のシールはがし液をわざわざ用意しなくても、
身近なものを使って綺麗にシールを剥がす方法として、
この記事では特に、子供たちのいるご家庭でも安全な
酢を使った方法に関して、具体的な手順や注意点などをまとめてましたので、
シールはがしに苦戦している方は参考としてみて下さい
酢を使ったシールの剥がし方の具体的な手順をご紹介
まずはじめに酢を利用したシールの剥がし方の具体的な手順をご紹介します
最初にシールに酢を塗り付ける
最初にシールに酢を塗り付けて下さい
(使うのは、普段ご家庭で使用している食用の酢になります)
酢が垂れて広がってしまいそうな場合には、ティッシュなどに酢を含ませて、
そのティッシュをシールの上からかぶせても良いかと思います
シールに酢を塗り付ける意味としては、
酢に含まれる酸が粘着に作用して、粘着力を弱めるからです
(中でもシールなどにも幅広く使用されているアクリル系の粘着剤が酸に弱い様です)
また、同じく酸を利用したシールはがしの方法としては、
みかんやレモンなどの柑橘系果物に含まれている酸を使っても似た様な効果が得られますので、
レモンオイルなどをシールはがしに利用されている方もいます
なお、シールが貼られている物の材質によっては、
酸の影響で傷んでしまう様な可能性も少なからずありますので、
不安な場合は、酢を適当に水で薄めて利用したり、
はじめに目立たない場所で試してから、実際に行うのをおすすめします
シールの上からラップをかぶせて放置
続いて、酢を塗り付けたシール(とティッシュ)の上から、
サランラップなどのラップをかぶせて、30分ぐらいを目安に放置して下さい
ラップをかぶせる意味は放置している間に酢が揮発してしまうのを防ぐためで、
放置するのは、粘着部分に酢が浸透していくのを待つためです
ここでは、とにかく、粘着部分に酢を浸透させる事が重要となりますので、
浸透しにくそうなビニールのシールだったら、
先に表面のビニール部分だけでもなんとか剥がしておいたり、
全然剥がれそうに無いシールだったら、シールに細かく全体に傷を付けて、
その傷から酢を浸透させやすくしておくと、効果的かと思います
放置が済んだらシールを剥がしていきます
充分な時間、放置が済みましたら、
シールの上にかぶせていたティッシュやラップは取り除き、実際にシールを剥がしていきます
基本的にシールは酢が浸透しているであろう、
シールの端が剥がしやすくなっているはずですが、
剥がしにくい場合には、100均などに売っているヘラ状の道具
「スクレーパー」を用意しておくと便利です
なお、スクレーパーは薄くて硬い物で代用ができるので、
定規などを利用するのも1つの手です
剥がす時のコツとしては、スクレーパーなどを利用して、
まずは少しでもシールをめくってしまう事がポイントで、少しでもシールがめくれれば、
そこから更に酢を粘着に浸透させていく事で剥がしやすくなるかと思います
ちなみに、剥がれない場合は一気に無理やり剥がそうとせず、
「酢を塗り込んで放置する」の過程を、放置時間を長くしたりして繰り返す事で、
徐々に効果が得られていくはずなので、なるべく気長にチャレンジしてみて下さいね
シールが剥がれたら最後に酢を拭き取ります
シールが剥がれましたら、最後に酢を拭き取って完了となります
酢を使ったシールはがしのメリットとしては、
市販のシールはがし液などと比べて、危険性が少ないので、
子供たちのいる家庭でも使いやすいという事が挙げられそうですが、
多少、酢特有の匂いが残りますので、可能であれば、
水拭き・水洗いなどをして、最後に残った酢を取り除いておくのがおすすめです
酢を使ったシールの剥がし方の注意点
続いて、酢を利用したシール剥がしの注意点をまとめましたので、
合わせて参考としてみて下さい
金属の場合、錆びてしまう可能性がある
酢を使ったシールはがしでは、前述の通り、酢に含まれる酸の作用を利用している事から、
金属など錆びる材質とは相性があまり良くありませんので、
他の方法を試してみて頂ければと思います
洗剤を使ったシールの剥がし方(ガラス・食器にも利用可能)
ドライヤーを使ったシールの剥がし方(紙・本にも利用可能)
ハンドクリームを使ったシールの剥がし方(プラスチックにも利用可能)
長期間貼られていたシールには効果が薄いかも
長期間に渡って貼られているシールの場合、
経年劣化によって、粘着部分が硬化してしまっている事がありますが、
硬化している粘着には酸の作用が及びにくいため、
正直あまり効果が見られない事がありますのでご注意下さい
管理人の感想
ここまで、酢を用いたシールの剥がし方に関して、
具体的な手順や注意点などをまとめてご紹介させて頂きました
今回の方法で用いるのは食用の酢なので、
シールはがし液などと比べると、安全ですし、
元々、家に常備されている方が多いかと思いますので、
お手軽な方法と言えるのではないでしょうか
酢はシールはがしの専用の液ではありませんが、
その効果はなかなか侮れませんので、ぜひ一度試してみて頂ければ幸いです
まとめ
今回は、酢を使ったシールの剥がし方の具体的な手順などに関して、
酢を使ったシールの剥がし方の具体的な手順をご紹介
最初にシールに酢を塗り付ける
酢に含まれた酸の作用で粘着力を弱めるために、
はじめにシールに酢を塗り付けていきます
酢だけでなく、レモンやみかんの酸でも似た効果が期待できます
シールの上からラップをかぶせて放置
酢を揮発しにくくするためにラップをかぶせ、
また、酢を粘着部分に浸透させるために一定時間放置しておきます
この際、シールに傷などを付けておくと、浸透しやすくなります
放置が済んだらシールを剥がしていきます
放置が済んだら、シールを剥がしていきますが、
酢が浸透しているであろうシールの端が剥がしやすく、
少しでもシールがめくれれば、
そこから更に酢を追加していく事で徐々に剥がれていくかと思います
シールが剥がれたら最後に酢を拭き取ります
酢は市販のシールはがし液などと比べて、安全ではありますが、
特有の匂いが残る可能性もあるので、
最後には水拭きなどで綺麗に拭き取るのがおすすめです
酢を使ったシールの剥がし方の注意点
金属の場合、錆びてしまう可能性がある
酢を利用したシールはがしの場合、酸の力を利用している事から、
金属などの材質だと錆びる可能性があります
長期間貼られていたシールには効果が薄いかも
長期間貼られていたシールの場合、粘着が経年劣化・硬化してしまっており、
酸の作用が及びにくく、あまり効果が見られない事があります
という事をご紹介しました
酢を使ったシールはがしは、金属などとは相性が悪いものの、
他は比較的、幅広く用いる事のできる方法なので、参考としてみて頂ければと思います