梅雨の洗濯物の臭いの対策として、洗剤の適切な選び方・使い方などに関する
洗い方や洗う前の準備などのテクニックをまとめてみました
普段のお洗濯では、そこまで気にしていない部分に少し注意していくと、
梅雨の時期などの洗濯物の嫌な臭いを抑える事ができますので、
まず、この記事では、適切な洗い方に注目して、情報を集めてみました
特に難しいテクニックはありませんので、
ひと通り目を通して頂ければすぐに実践可能かと思います
あの嫌な臭いを防ぐためにもぜひ一度、参考としてみて下さい
また別記事では、嫌な臭いを防ぐための干し方・乾かし方のコツもまとめていますので、
是非こちらも合わせてご覧になって頂ければ幸いです
嫌な臭いの原因は何?
まず、臭いを防ぐためには、その原因を知っておく必要がありますが、
簡単に言うと、臭いの原因は菌・雑菌のせいとなっています
そして、この雑菌は湿気で繁殖する事が知られています
ですから、まずは湿気に注意する事に加え、
雑菌を残さない様に適切に洗濯する方法に注目して、
以下に注意点をまとめていきたいと思います
洗濯する前に注意しておきたい事
まずは洗濯前に注意しておきたいポイントをまとめてみました
洗濯物を溜め込まない
洗う前の洗濯物を上にどんどん重ねてバスケットなどに溜め込むと、
バスケットの中は通気性が悪く、湿気が高くなりやすい性質があるので、
より雑菌が繁殖しやすく臭いの原因となってしまいます
ですから、例えば、なるべく通気性の高いメッシュのバスケットに入れたり、
更にそれを換気されている場所に置いておく、といった事にも気を付けて下さい
また、汗をかいて湿っている服などは、
一度乾かしてからバスケットに入れる、などに注意しておきたい所です
更に欲を言えば、脱いだ服はその時に洗濯機ですぐ洗う、ぐらいが理想的かと思います
洗濯槽の汚れを落とす
せっかく頑張って洗濯をしても、洗濯槽に雑菌が残っていると、
その菌が洋服に付着して、臭いの原因となってしまう可能性があります
ですから、洗濯前には、以下の洗濯槽クリーナーなどを使い、
洗濯槽を綺麗にしておく、という点にも注意しておきたいですね
【P&G】【アリエール】アリエール洗濯槽クリーナー250G【250g】
洗濯槽も乾燥させる
こちらも同じく洗濯槽に関してですが、特に洗濯後などに、
洗濯槽にも湿気が残ってしまうと、雑菌の繁殖する原因となる可能性があります
ですから、洗濯槽は開けておいて、洗濯機を設置している場所も充分に換気をするなど、
洗濯機の方で菌を繁殖させる様な事を防ぐ点にも注意しておきたい所です
洗濯の仕方の注意点
続いて、実際に洗濯をする際の注意点に関して、
洗剤の選び方などを含め、まとめていきたいと思います
洗剤は必ず適量で
雑菌を繁殖させないためには、汚れを充分に落としきる必要があります
こう聞くと、「少し多めに洗剤を入れた方がより綺麗に汚れを落とせるのでは?」、
と考えてしまう方もいるかもしれませんが、
衣類や水の量に対して、適量以上の洗剤を入れると、
その洗剤が溶けきらず残ってしまったりする可能性があり、
その残りカスがまた雑菌を繁殖させる原因となる事が考えられます
また、洗剤の量が足りない場合にも、
残った汚れが再び雑菌を繁殖させる原因になってしまいます
ですから、必ず洗剤は適量を使う事を心がけましょう
部屋干し用の洗剤がおすすめ
洗濯用洗剤に用いられる事のある、酸素系漂白剤には、除菌・殺菌効果があると言われています
従って、雑菌の繁殖を防ぐためには、
この酸素系漂白剤の含まれる洗剤を使う事でより効果が高くなります
基本的に、部屋干し用洗剤には、この酸素系漂白剤の含まれる物が多いので、
梅雨の時期の部屋干しには、こういった専用の洗剤を用いられるのがおすすめです
ただし、東京都クリーニング生活衛生同業組合によると、酸素系漂白剤は、
40度以上のお湯を使わないとほとんどその効果が得られない、との事なのでご注意下さい
酸素系漂白剤は、40℃以上のお湯を使わなければ
ほとんど効果が出ないと言っても過言ではありません。
必ずお湯を使うのがポイントです。
なお、参考までに例えば、以下の部屋干しトップ除菌EXには、酸素系漂白剤が配合されています
また、柔軟剤などでいくら良い匂いを付けたとしても、
適切な除菌ができていなければ、本質的な臭い対策とはなりませんので、この点もご注意下さい
1度に洗濯する量は減らす
前出の様に、雑菌を繁殖させないためには、汚れを充分に落としきる必要がありますが、
洗濯槽に対して、洗濯物の量が多すぎると、洗濯物が充分に回りきらず、
汚れの落ちが悪くなってしまいます
こちらは以下のシャープのサイトにも書かれていましたが、
7割ぐらいの量に抑えると、より洗濯機の能力を引き出す事ができる様です
洗濯物を入れすぎると衣類の回りが悪くなり、
汚れ落ちが悪くなります。(7割位が目安です)
※1回分の洗濯量を洗濯容量の7割くらいに抑えると
洗剤と洗濯機の能力を効率よく引き出すことができます。
脱水回数を増やす
前述の通り、湿気が雑菌の繁殖の原因となる事から、しっかりと乾燥させる事も重要となります
あらかじめ脱水回数を増やせば、より水気が飛ばせますので、
干してから乾燥までの時間短縮にもつながるかと思います
また、1度目の脱水後に、絡まった洗濯物を一度ちゃんとほぐした方が良い様です
洗濯が一度終わった後、絡まった洗濯物をほぐしながら
洗濯機から出して、もう一度脱水をするだけ。
あ~らびっくり!
これで洗濯物の水分が倍くらい減ります!(脱水1回の洗濯物と比べると軽い軽い!)
残り湯はなるべく使わない
節水を考えて、お風呂の残り湯を使っている方も多いかもしれませんが、
お風呂の残り湯には、雑菌が残っている可能性が高いので、あまり使用はおすすめできません
実際には、「洗い」の工程では、洗剤が使われている事もありますので、
残り湯を使ってしまっても構わないかもしれませんが、
特に「すすぎ」の工程で残り湯を使う事は避けておいた方が良さそうです
洗濯したらすぐに干す
こちらは、洗濯前の注意事項として、ご紹介した内容と同じになりますが、
通気性の悪い洗濯槽の中などの場所に洗濯物を残しておくと、
湿気が原因で雑菌が繁殖しやすくなってしまいますので、
洗濯が終わった後には、忘れてしまう様な事には気を付けて、
とにかくすぐに干す事が重要となってきます
最終手段は煮沸消毒
中にはどうしても臭いのとれない洗濯物があるかもしれませんが、
こういった洗濯物には、煮沸消毒も効果的です
煮沸消毒の場合、多少の繊維の劣化や色物は色落ちなどの可能性もありますので、
その点はあらかじめご注意頂きたい所ですが、
これまでご紹介した方法でも臭いがとれない場合には、
煮沸消毒での殺菌を試してみるのもおすすめかと思います
また、前出の酸素系漂白剤を使って、
40度以上のお湯につけ置きしておく事でも近い効果が得られる様です
(煮沸消毒の際に酸素系漂白剤を併用するのも効果的です)
お酢は臭い対策に本当に効果がある?
時折、お酢を洗濯時に使うと殺菌効果があると言われているのを見る事がありますが、
フジテレビ商品研究所の「お酢の殺菌効果」の実験によると、
つまり洗濯で相当量のお酢を加えても、
洗濯物やすすぎ水に含まれる細菌を殺すことは難しいようです。
とあり、殺菌効果は期待が薄い様です
同じページには、以下の様な記述もありますので、お酢を洗濯時に使う事は、
臭い対策としては、あまり意味がないのかもしれません
お酢には糖分やアミノ酸が含まれており、
細菌やカビの栄養源として増殖を手助けしてしまう可能性があります。
洗濯にお酢を利用することは適切とは言えません。
洗濯物の臭い対策としては、細菌を殺すことに力を入れるよりも、
水分を除去して細菌を増やさない工夫をすることが大切です。
部屋干しの際には、サーキュレーターや除湿機を利用して
早く洗濯物を乾かすことを心がけましょう。
管理人の感想
ここまで、梅雨の時期の洗濯物の嫌な臭いを防ぐための
洗剤の選び方や使い方など、洗い方のテクニックを集めてご紹介させて頂きました
特に難しい事はないので、すぐに実践できるかと思いますが、
意外とちょっとした事で変わってきますので、ぜひ日頃から注意して頂ければ幸いです
また、嫌な臭いを防ぐための干し方や乾かし方のコツも、
別記事でご紹介していますので、こちらもぜひ合わせてご覧になってみて下さい
梅雨の時期は、洗濯のモチベーションが上がらない方もいるかもしれませんが、
梅雨の時期こそ逆に、積極的に洗濯して洗濯物を溜め込まない様にする事が、
臭い対策にもつながりますので、上手く実践していってみて下さいね
まとめ
今回は、梅雨の洗濯物の臭いを防ぐための、洗い方のテクニックとして、
嫌な臭いの原因は何?
嫌な匂いの原因は簡単に言うと、湿気で増殖する雑菌
洗濯前の注意点
洗濯物を溜め込まない
洗濯槽の汚れを落とす
洗濯槽も乾燥させる
洗濯の仕方の注意点
洗剤は必ず適量で
部屋干し用の洗剤がおすすめ
1度に洗濯する量は減らす
脱水回数を増やす
残り湯はなるべく使わない
洗濯したらすぐに干す
最終手段は煮沸消毒
お酢は臭い対策に本当に効果がある?
をご紹介しました
せっかく苦労して洗濯した服が嫌な臭いがしてしまっては、
気持ちもブルーになりそうなので、ぜひ皆さんも少し気を付けてみて頂ければと思います
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