シーリングスタンプとはどんな物なのか、使い方のコツのご紹介の他、
セリアやダイソーなどの100均にもあるのか、という事や、
どんな商品があるのかなどを合わせて私なりにまとめてみました
あんまり耳にした事が無い方もいるかもしれませんが、
手作りやハンドメイドで何かを作る際には、
シーリングスタンプが意外と役立つ場面もあるかもしれませんので、
興味のある方は一度、参考としてみて頂ければ幸いです
そもそもシーリングスタンプとはどんな物?
まずはじめに、シーリングスタンプがどんな物なのかご紹介します
シーリングスタンプは簡単に言うと『封蝋』の事となっており、
現在より古い時代にヨーロッパなどを中心に、
主に手紙を封印するために押されていたスタンプになります
もう少し細かく言うと、シーリングスタンプ自体は、
型を押す(エンボス加工する)ためのその名の通り「スタンプ」なので、
シーリングスタンプと共に、封をするための蝋として、
シーリングワックスを併用して、封印が行われます
なお、最もスタンダードな使い方は以下の画像の様な手紙に封をする使い方ですが、
こちらは実際に見かけた事のある方も多いのではないでしょうか
苦節20年、シーリングスタンプの極意を理解した(-_-;) 最後の最後で解った・・・印面を氷で冷やせば良かったのか・・・ pic.twitter.com/sJTALmN8wa
— TACHIBANA Daisuke (@daisuke_mouka) 2013, 8月 14
シーリングスタンプはセリアやダイソーなどの100均にもある?
このシーリングスタンプですが、最近では、
セリアやダイソーなどの100均でも販売されており、
シーリングスタンプには必須の、シーリングワックスも100均で買う事ができます
なお、100均で取り扱われているシーリングスタンプは、
シーリングスタンプとしてはオーソドックスな丸い形状の物が中心となっています
シーリングスタンプ初挑戦。ワックスもスタンプもセリア( ˘ω˘)ハマりそう…いま財力あったら勿忘草柄のスタンプ買ってるわ pic.twitter.com/l75WqdbCq6
— 杜羽@脱ステ&オタ治療なう (@rural03_MNten) 2015年11月20日
実際のシーリングスタンプの使い方やコツをご紹介!
続いて、この項では、シーリングスタンプの実際の使い方や、
ちょっとしたコツを私になりにまとめてみました
シーリングワックスを溶かす
シーリングスタンプを使う場合には、まずはじめに、
ロウソクの蝋と同じ様に火で温めると溶ける性質を持っている、
シーリングワックスを溶かす必要がありますが、シーリングワックスを溶かす際の注意点として、
ワックスを沸騰するまで温めると、気泡が残る可能性がある
という事がありますので、
直接シーリングワックスに火を当てて溶かすよりも、
例えば、あらかじめ、固形状態のシーリングワックスをカッターやハサミなどを使って、
削る様にして細かい状態にしておいて、それをスプーンの上などに乗せて、
スプーンの下から火を当てて、ゆっくり温めて溶かすのがおすすめです
また、火種としては、キャンドルを使用すれば、
温め過ぎる事が無い様に、温度も調整しやすいかと思います
なお、ワックスを溶かし過ぎて、あまり柔らかくなり過ぎてしまうと、
次の工程のワックスを垂らす際に、ワックスが薄く広がってしまいますので、
こちらにも少し注意した上で、ワックスを溶かしてみて下さいね
シーリングワックスを垂らす
シーリングワックスを溶かしましたら、
溶かしたワックスをスタンプを押したい場所に適量垂らします
ここは好みがありますので、仕上がりの形を想像して、
好きな量を垂らして頂ければと思いますが、例えば、
あまり薄い(少ない)とワックスが固まった後に割れやすくなったりしますので、
その辺りには少しご注意下さい
なお、個人的には、スタンプの大きさよりも少し大きい円になる様に垂らすと、
スタンプの柄が綺麗に出やすく、押す時に失敗する可能性も少ない様に思います
シーリングスタンプを押す
シーリングスタンプを押す際に注意して頂きたい事として、
ワックスが柔らかい状態でスタンプを押すと、スタンプからワックスが剥がれなくなる
という事があります
ですから、これを回避するためのコツとして、
スタンプを押す前にスタンプの押す面に軽く油を付ける
という方法がおすすめです
なお、スタンプを事前に冷やすためには、保冷剤を利用している方が多い様です
また、油に関しては、ティッシュなどに染み込ませておいて、ワックスにスタンプを押す前に、
そのティッシュの上で軽くスタンプをぽんぽんとすれば、適量の油がスタンプに付くかと思います
スタンプを押すタイミングとしては、
前述の通り、ワックスが柔らかい状態でスタンプを押すのは良くありませんので、
ワックスを垂らした後、ワックスをよく観察して、
表面に薄膜ができてきた様なタイミングで押すのがポイントです
事前にスタンプを冷したり、軽く油を付けておけば、
ワックスからスタンプが剥がれなくなる心配はあまりありませんが、
ワックスがある程度、固まってから、スタンプを剥がす方が良いので、
スタンプを押した後は、目安として、おおよそ30秒ぐらい待ってから、
ワックスからスタンプを剥がして完成になります
ただし、ワックスを冷し過ぎる(ワックスが固まり過ぎる)と、
スタンプから剥がす際にワックスが割れてしまう可能性があるので、
完全に固まってからというよりも、ワックスにまだやや柔らかさが残った状態で、
ワックスからスタンプを剥がすのがポイントかと思います
はじめは練習するのがおすすめ
シーリングスタンプの使い方としては、上記の様なコツがありますが、
はじめから完璧に上手くスタンプを押すのはやはり難しいので、
まずはぜひ一度、練習をしてから実際に挑戦してみて下さい
なお、クッキングペーパーの上で練習すれば、ワックスが固まった後でも、
紙に跡を残さず綺麗に剥がしやすいので、仮に失敗してしまったとしても、
剥がしたワックスを再び溶かしてやり直す事ができます
ちなみに、直接、手紙などの使いたい場所に溶かしたワックスを垂らすと
「失敗できない」というデメリットがありますので、
本来の使い方からは少しずれてしまいますが、成功する自信がない方は特に、
クッキングペーパーの上でシーリングスタンプを押して固まった後、
それを剥がして、手紙などの実際に使いたい場所にボンドやグルーを使って貼り付ける、
という方法がおすすめかと思います
他にも、シーリングワックスの代わりにグルーガンのグルーを使う方法もあり、
こちらの動画 が参考になりますので、興味のある方はご覧になってみて下さい
シーリングスタンプにはどんな商品がある?
最後にシーリングスタンプ関連の商品をいくつか合わせてご紹介させて頂きます
オリジナルシーリングスタンプ
シーリングスタンプは結婚式でも人気が高いアイテムとなっている事から、
以下の様な、名前や日付が入れられるセミオーダーの商品もあります
オリジナルシーリングスタンプを作っておけば、記念品にもなって良いかもしれませんね
四角いシーリングスタンプ
シーリングスタンプというと、丸い形状のものが多いのですが、
中には以下の様な四角いタイプの物もありますので、
ちょっと変わったシーリングスタンプが欲しいという方にはおすすめかと思います
シーリングガン
この記事では、シーリングワックスの溶かし方として、
スプーンなどの上で温める方法をご紹介しましたが、初心者の方などには特に、
以下の様な、グルーガンと同じ方式で簡単にワックスを溶かす事のできる商品を使えば、
失敗の心配が少ないので、より気軽に使う事ができるかと思います
初心者の方だけでなく、大量にスタンプを押す予定のある方にも便利ではないでしょうか
離型パット
こちらも初心者の方向けの商品かもしれませんが、
ワックスからスタンプを剥がしやすくするために、離型パットというものもありますので、
なかなか上手くスタンプが押せないという方にはおすすめかと思います
こちらの商品を使って、スタンプをワックスに押す前に、
離型パットにスタンプを当てる(押す)と、ワックスからのスタンプ離れが良くなるみたいです
シーリングワックスシール
シーリングスタンプを使いたいけど、火を使う事に抵抗がある方には、
場所を決めてワックスシールを貼った後、ドライヤーの熱でシーリングワックスを溶かして、
シーリングスタンプを押して型を付ける、という使い方が特徴的な、
「シーリングワックスシール」がおすすめかと思います
シーリングワックスシールの場合、1枚1枚のワックスの量も、
元々適量に調整されているので、初心者の方でも扱いやすそうですね
オリジナルアクセサリー
こちらはシーリングスタンプと直接関係のある商品ではありませんが、
アートクレイシルバーという銀粘土の商品とシーリングスタンプを併用すると、
シーリングスタンプのデザインを使って、
オリジナルのシルバーアクセサリーも割と簡単に作る事ができますので、
シーリングスタンプの使い方の1つとして、参考としてみて下さい
管理人の感想
ここまで、シーリングスタンプとはどんな物かの他、使い方のコツや、
セリアやダイソーなどにあるシーリングスタンプなどをご紹介させて頂きました
シーリングスタンプは使い方として、少しコツを覚える必要がありますが、
ちょっとお洒落な雰囲気を演出するのには便利なので、
手作りやハンドメイドで何かを作る場合に上手く利用してみてはいかがでしょうか
上手く押すためには、正直、最初は多少の練習が必要かもしれませんが、
綺麗に押す事ができれば、結婚式の招待状などで、ちょっと凝った雰囲気も演出できるので、
興味のある方はぜひ挑戦してみて下さいね
まとめ
今回は、シーリングスタンプの使い方やコツなどに関して、
そもそもシーリングスタンプとはどんな物?
古い時代にヨーロッパなどを中心に使われた『封蝋』の事で、
手紙などを封印するために、シーリングワックスと、
シーリングスタンプを併用して用いられていました
シーリングスタンプはセリアやダイソーなどの100均にもある?
100均では、シーリングスタンプとシーリングワックスが取り扱われており、
シーリングスタンプに関しては、ベーシックな丸い形状が中心となります
実際のシーリングスタンプの使い方やコツをご紹介!
シーリングワックスを溶かす
ワックスを溶かす際には、まず固形のワックスをカッターなどで削っておいて、
それをスプーンの上に乗せて、キャンドルなどでゆっくり温めて溶かすと、
ススが混ざったり、気泡ができたりしにくいのでおすすめです
シーリングワックスを垂らす
量が少ないと固まった後に割れやすくなるので、
完成形をイメージして、好みに合わせて適量のワックスを垂らして下さい
個人的には、スタンプより少し大きめに垂らすのが良い様に思います
シーリングスタンプを押す
ワックスが柔らかいとスタンプがワックスから剥がれなくなってしまうため、
スタンプをワックスから綺麗に剥がすためには、
事前にスタンプを冷やしておいたり、少し油を付けておくのがポイントで、
押すタイミングとしては、ワックスの表面に薄膜ができたぐらいが良いかと思います
また、押した後は、およそ30秒ぐらい待って、
ある程度ワックスが固まった段階(少し柔らかさも残っている状態)で剥がして下さい
(完全にワックスが固まると剥がす時に割れる可能性があります)
はじめは練習するのがおすすめ
クッキングペーパーを使うと、ワックスが固まった後も剥がしやすく、
失敗したとしても、ワックスを再利用する事が可能です
また、手紙などに直接押すと失敗できませんので、
クッキングペーパーに押して剥がしたスタンプを、
手紙などに後からグルーで取り付ける方法がおすすめです
シーリングスタンプにはどんな商品がある?
オリジナルシーリングスタンプ
四角いシーリングスタンプ
シーリングガン
離型パット
シーリングワックスシール
オリジナルアクセサリー
をご紹介しました
シーリングスタンプは、最近では、セリアやダイソーなどの100均でも取り扱われる様になり、
コストが安く、比較的、気軽に練習する事もできますので、
まずは一度、実際に使ってみて頂ければと思います