「日本郵便 レターパックライト」と「日本郵便 レターパックプラス」の2つのサービスを取り上げて、
運賃・サイズ、割引制度、着払い、コンビニ受け取りの可否、集荷サービス、お届け日時指定の可否、お届け方法、などの様々な違いを比較してまとめてみました
最近では色んなバリエーションの配送サービスがある事から、どの送り方が自分の目的と合っているのか、ちょっとわかりにくい事もあり、
この記事では特に、レターパックライトとレターパックプラスを比較してみましたので、実際に発送方法を検討される際に参考としてみて頂ければ幸いです
簡単なサービス比較一覧
まずはじめにレターパックライトとレターパックプラスを簡単に比較し一覧にまとめると以下の通りとなっています
サービス名 | レターパックライト | レターパックプラス |
料金 | 全国一律 370円 (専用封筒の値段) | 全国一律 520円 (専用封筒の値段) |
大きさ | 長辺 34cm 短辺 24.8cm [A4サイズが入る] | 長辺 34cm 短辺 24.8cm [A4サイズが入る] |
厚さ | 3cm以内 | 制限の規定なし(専用封筒に入れてフタが閉められればOK) |
重さ | 4kgまで | 4kgまで |
前提条件 | 専用の送り状なし 専用封筒が必要 | 専用の送り状なし 専用封筒が必要 |
割引制度 | 割引制度なし(金券ショップなどで定価以下で買える事がある) | 割引制度なし(金券ショップなどで定価以下で買える事がある) |
支払い方法 | 購入場所によって異なる(購入場所によっては現金以外も可) 参考 | 購入場所によって異なる(購入場所によっては現金以外も可) 参考 |
発送できる場所 | 郵便局の窓口、街の郵便ポスト | 郵便局の窓口、街の郵便ポスト |
自宅などへの集荷サービス | 不可 | 可能 |
お届け方法 | 自宅などの郵便受けに投函 | 対面手渡し |
日にち・時間帯指定 | 不可 | 不可 |
お届け日数の目安 | 日本郵便のこちらのページ で調べられます | 日本郵便のこちらのページ で調べられます |
日曜・祝日の配達 | ある | ある |
信書の取り扱い | 送れる | 送れる |
補償 | なし | なし |
追跡サービス | ある | ある |
着払い | 不可 | 不可 |
代金引換 | 不可 | 不可 |
受け取り場所 | 自宅など、郵便局留め | 自宅など、郵便局留め |
コンビニ受け取り | 不可 | 不可 |
以上、各サービスを簡単に比較すると上記の表の通りになりますが、
次項より更に項目毎に詳しくご紹介していきたいと思いますので、それぞれの細かい違いなどはそちらも合わせてご確認下さい
利用の前提条件・運送会社に関して
レターパックライト | レターパックプラス | |
会社 | 日本郵便 | 日本郵便 |
前提条件 | 専用の送り状なし(住所・氏名などは専用封筒の表面の記入欄に書く) | 専用の送り状なし(住所・氏名などは専用封筒の表面の記入欄に書く) |
専用封筒が必要 | 専用封筒が必要 |
「レターパックライト」も「レターパックプラス」も、自分で用意した箱や袋では送れませんので、必ずそれぞれの専用封筒を以下の様な場所で購入して使用して下さい
(消印のある使用済の専用封筒をレターパックプラス・レターパックライトの封筒として再利用する事はできません)
レターパックライト・レターパックプラス専用封筒購入場所 |
郵便局の窓口 |
郵便局のネットショップ(日本郵便公式オンラインショップ) |
コンビニエンスストア ※コンビニは店舗によって取扱がない場合があります |
各種金券ショップ |
オークションサイト(ヤフオク)など |
なお、購入場所によって利用できる支払い方法が異なりますので、詳細は以下の記事も合わせてご覧ください
ちなみに「レターパックライト」「レターパックプラス」は専用封筒の代金に運賃が含まれますので差出し時に切手の貼り付けは不要です
専用封筒に記載されている料額が350・360・500・510の古いレターパック専用封筒も使用する事ができますが、古いレターパック専用封筒を使用する場合には、現料額との差額分の切手の貼り付けが必要になります
また、「レターパックライト」も「レターパックプラス」も専用の送り状はありませんので、専用封筒の表面に設けられた記入欄に住所・氏名などを記入して下さい
サイズや重さの制限と送料
レターパックライト | レターパックプラス | |
送料 | 全国一律 370円 (専用封筒の値段) | 全国一律 520円 (専用封筒の値段) |
大きさ | 長辺 34cm 短辺 24.8cm [A4サイズが入る] | 長辺 34cm 短辺 24.8cm [A4サイズが入る] |
厚さ | 3cm以内 | 制限の規定なし (専用封筒に入れてフタが閉まればOK) |
重さ | 4kgまで | 4kgまで |
「レターパックライト」の専用封筒は「青」、「レターパックプラス」の専用封筒は「赤」と色が異なりますが、大きさはどちらも同じでA4サイズが入る大きさで、
「レターパックライト」は厚さ3cm以内の制限がありますが、「レターパックプラス」は専用封筒に入れてフタが閉められればOKとなっており、
送料は全国一律でどこからどこへ送っても変わらず「レターパックライト:370円 & レターパックプラス:520円」です
割引制度に関して
レターパックライト | レターパックプラス |
割引制度なし (金券ショップなどで定価以下で買える事がある) | 割引制度なし (金券ショップなどで定価以下で買える事がある) |
「レターパックライト」も「レターパックプラス」も残念ながら割引制度は用意されていません
ただし、金券ショップやオークションサイト(ヤフオク)などでは定価以下の金額で専用封筒が販売されている事があります
参考:
補償・追跡に関して
レターパックライト | レターパックプラス | |
追跡サービス | あり | あり |
補償 | なし | なし |
「レターパックライト」も「レターパックプラス」も追跡サービスは利用できますが、以下の通り補償はありません
レターパックは損害賠償の対象となりますか?
損害賠償の対象となりません。
お届け日数に関して
レターパックライト | レターパックプラス |
配送距離で決まる レターパックプラスより+1日ぐらいかかる場合がある | 配送距離で決まる |
日曜・祝日も配達される | 日曜・祝日も配達される |
「レターパックライト」も「レターパックプラス」もお届け日数は配送距離で決まりますので、
具体的なお届け日数に関しては、以下のそれぞれのページで差出元とお届け先の郵便番号を入力してご確認下さい
なお、「レターパックプラス」は原則、速達並みの日数で届きますが、
正式な速達扱いではないため、物量が多い場合などは速達の郵便物・速達のゆうメールの方が優先して配達される事があります
更に以下の通り、「レターパックライト」のお届け日数は「レターパックプラス」とおおむね同様ではありますが、「レターパックライト」の方が「レターパックプラス」よりもお届けに日数がかかる場合があります
「レターパックライト」の送達日数は、おおむね「レターパックプラス」と同様ですが、配達の状況によりさらに1日ほど日数がかかる場合があります。
ちなみに、「レターパックライト」も「レターパックプラス」も日曜・祝日も配達されます
着払い・代金引換の可否
レターパックライト | レターパックプラス | |
着払い | 利用不可 | 利用不可 |
代金引換 | 利用不可 | 利用不可 |
「荷物を受け取る側が受取時に送料を支払う:着払い」に関しては「レターパックライト」も「レターパックプラス」も利用する事ができません
「着払い」を利用したい場合、ゆうパック 、ゆうパケット 、ゆうメール 、宅急便 、宅急便コンパクト 等の利用をご検討下さい
「荷物を受け取る側が受取時に送料・商品代金を支払う:代金引換」に関しても「レターパックライト」も「レターパックプラス」も利用する事ができません
個人発送の荷物で代金引換を利用したい場合、ゆうパック ・定形郵便・定形外郵便 ・ゆうメール などをご利用下さい
支払い方法に関して
レターパックライト・レターパックプラス |
※専用封筒の購入場所で異なります |
現金 |
切手・はがき等と交換(交換手数料がかかる) |
クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード |
電子マネー |
バーコード決済 |
ゆうちょ即時振替 |
コンビニ決済 |
PayEasy |
一部の商品券 |
「レターパックライト」も「レターパックプラス」も専用封筒の購入場所によって使える支払い方法が異なり、購入場所毎の詳細は以下の記事でまとめていますので合わせてご覧ください
発送できる場所・集荷サービスに関して
レターパックライト | レターパックプラス | |
自宅などへの集荷 | 利用不可 | 利用可 |
発送受付場所 | 郵便局 | 郵便局 |
街の郵便ポスト | 街の郵便ポスト | |
コンビニ不可 | コンビニ不可 |
「レターパックライト」は自宅などへの集荷サービスの対象ではありませんが、
「レターパックプラス」は荷物1個から自宅などへの集荷サービスの対象となっていますので、集荷をご希望の方は以下の集荷依頼ページをご利用下さい
「レターパックライト」と「レターパックプラス」の発送受付場所は、郵便局の窓口、街の郵便ポストがありますので「自分自身で郵便局の窓口へ持っていく」または「自分自身で街の郵便ポストへ投函」して下さい
なお、「レターパックライト」も「レターパックプラス」もコンビニのレジでは発送受付を行っていませんのでご注意下さい
ただし、コンビニでも店舗によっては店内もしくは店外に郵便ポストが設置されている事がありますので、郵便ポストが設置されていれば、郵便ポストへ投函する事ができます
(ローソン・ミニストップは店内のレジ前に郵便ポストが設置されている事があります)
お届け方法、日にち・時間帯指定に関して
レターパックライト | レターパックプラス | |
お届け方法 | 自宅などの郵便受けに投函 | 対面手渡し |
お届けの日時指定 | 指定不可 | 指定不可 |
「レターパックプラス」のお届け方法は郵便受けに投函ではなく対面手渡しなので、受け取りの際にサインなどが必要になります
なお、「レターパックプラス」は発送受付時にお届け希望日時の指定はできません
ちなみに、対面手渡しでのお届けとなるため、不在時には不在票が投函されますが、不在票の指示に従い再配達を申し込む際には指定可能な範囲内でお届け希望日時の指定ができます
「レターパックライト」のお届け方法はハガキなどと同じく、自宅などの郵便受けに投函となっていますので、受け取りの際にサインなどは不要です(随時、配達員が郵便受けに投函していきます)
また、「レターパックライト」は発送受付時にお届け希望日時の指定はできません
例外として、「レターパックライト」でも「お届け先の郵便受けが小さくて荷物が郵便受けに入らない場合」には、郵便受けに投函ではなく対面手渡しでお届けとなり、
不在時には不在票が投函され、不在票の指示に従い再配達を申し込む際には指定可能な範囲内でお届け希望日時の指定ができます
信書の取り扱いに関して
レターパックライト | レターパックプラス |
信書が送れる | 信書が送れる |
定形郵便・定形外郵便 ・レターパック ・スマートレター なら信書も送る事ができます
なお、「どんなものが信書に該当するのか」という事に関しては以下のページもご参考下さい
受け取り方法・コンビニ受け取りに関して
荷物を受け取れる場所 | |
レターパックライト | レターパックプラス |
自宅など | 自宅など |
郵便局留め | 郵便局留め |
コンビニ受け取り不可 | コンビニ受け取り不可 |
「レターパックライト」も「レターパックプラス」も自宅などで受け取り以外では、郵便局留めとする事が可能となっていますが、
コンビニ受け取りとする事はできませんのであらかじめご注意下さい
なお、個人発送の荷物でコンビニ受け取りを利用したい場合、
特定の条件を満たせば、宅急便 ・宅急便コンパクト ・ゆうパック でコンビニ受け取りが利用できますので、宅急便・宅急便コンパクト・ゆうパックの利用をご検討下さい
レターパックライトとレターパックプラスの比較のポイント
最後に私なりの比較のポイントをまとめたいと思います
送料はレターパックライトの方が安い
「レターパックライト」と「レターパックプラス」の大きさの制限は以下の表の通りで、
「レターパックライト」も「レターパックプラス」も専用封筒の大きさ・重さの制限は同じとなっていますが、
「レターパックプラス」は厚さ制限の規定がなく、「専用封筒に入れてフタが閉められればOK」となっていますので、「レターパックライト」の厚さ3cm以内の制限を超える場合でも対応できる点が魅力的ですが、
単純に送料だけを比較すると「レターパックライト」の方が安くなっていますので、とにかく安く送りたい方には「レターパックライト」の利用がオススメです
レターパックライト | レターパックプラス | |
送料(専用封筒の値段) | 370円 | 520円 |
大きさの目安 | A4サイズが入る | A4サイズが入る |
大きさ | 長辺 34cm 短辺 24.8cm | 長辺 34cm 短辺 24.8cm |
厚さ | 3cm以内 | 制限の規定なし(専用封筒に入れてフタが閉められればOK) |
重さ | 4kgまで | 4kgまで |
「お届け方法の違い」に注目する
「レターパックライト」と「レターパックプラス」を比較して『特に受け取り側が受け取りまでに安心感を感じられるか』という部分では以下の様な違いがあります
レターパックライト | レターパックプラス | |
補償 | なし | なし |
お届け日時指定 | 不可 | 不可 |
追跡サービス | あり | あり |
お届け方法 | 自宅などの郵便受けに投函 | 対面手渡し |
「レターパックライト」も「レターパックプラス」も「追跡サービスあり」「補償なし」「お届け希望日時指定は不可」という点は共通していますが、
「レターパックプラス」なら「お届けは対面手渡し」となっており、「レターパックライト」よりも受け取りまでに安心感がありますので、
上記の様な違いも加味した上で何を重視するかという事を考えて比較検討してみてはいかがでしょうか
自宅などへの集荷サービスの有無
「レターパックプラス」は荷物1個から自宅などへの集荷サービスの対象となっていますので、
「家から出なくても送る事ができる」という点が魅力の1つとなっています
対して、「レターパックライト」は自宅などへの集荷サービスは行われていませんので、自分自身で「郵便局」や「街の郵便ポスト」に持っていく必要があるため、
忙しい方などには集荷サービスが利用できる「レターパックプラス」の方が便利かもしれません
お届けまでの日数
お届けまでの日数に関しては配送距離によって変わりますので、具体的な日数は以下を参考としてみて頂ければと思いますが、
以下の通り「レターパックライト」は「レターパックプラス」よりもお届けに日数がかかる場合がありますのでご注意下さい
「レターパックライト」の送達日数は、おおむね「レターパックプラス」と同様ですが、配達の状況によりさらに1日ほど日数がかかる場合があります。
管理人の感想
ここまで、レターパックライトとレターパックプラスを取り上げて、
料金・大きさ・割引・コンビニ受け取りの可否・お届け日数・着払い・集荷サービスなどの違いを比較して、ご紹介させて頂きました
単純に送料だけを見ると、レターパックライトの方が安くなっていますが、
レターパックプラスなら、封筒に入れてフタが閉められれば厚さ制限の規定はなく、自宅などへの集荷サービスも利用できますし、お届けは対面手渡しとなっていますので、
ご自分の目的・用途に合わせてより合う方法を検討してみて頂ければ幸いです
また、レターパックライト・レターパックプラス以外にも色んな配送サービスがありますので、よろしければ以下の記事も合わせて参考としてみて下さいね
定形外郵便 全国一律120円~
ゆうメール 全国一律180円~
クリックポスト 全国一律198円
ゆうパケット 全国一律250円~
宅急便コンパクト 距離で変動 610円~(割引制度あり)
ゆうパック 距離で変動 810円~(割引制度あり)
ヤマト運輸の宅急便 距離で変動 930円~(割引制度あり)
まとめ
今回は、レターパックライトとレターパックプラスの違いを比較してご紹介しました
どちらのサービスの方が一概に優れているという訳ではありませんので、それぞれのサービスの特徴を理解して節約などに役立ててみて下さいね