「ヤマト運輸 ネコポス」と「日本郵便 ゆうパケット」の2つのサービスを取り上げて、
運賃・サイズ、割引制度、着払い、コンビニ受け取りの可否、集荷サービス、お届け日時指定の可否、お届け方法、などの様々な違いを比較してまとめてみました
最近では色んなバリエーションの配送サービスがある事から、どの送り方が自分の目的と合っているのか、ちょっとわかりにくい事もあり、
この記事では特に、ゆうパケットとネコポスを比較してみましたので、実際に発送方法を検討される際に参考としてみて頂ければ幸いです
簡単なサービス比較一覧
まずはじめにゆうパケットとネコポスを簡単に比較し一覧にまとめると以下の通りとなっています
サービス名 | ゆうパケット | ネコポス |
料金 | 全国一律 250円~360円 「厚さ」で決まる | 全国一律 最大385円 料金は契約者毎に異なる |
大きさ | 長辺34cm以内 3辺合計(長辺+短辺+厚さ)60cm以内 [最大時でA4サイズが入る] | 縦 31.2cm以内 横 22.8cm以内 [最大時でA4サイズが入る] |
厚さ | 3cm以内 | 2.5cm以内 (メルカリ・ヤフオク!などは2020年10月1日以降、3cm以内) |
重さ | 1kgまで | 1kgまで |
前提条件 | 封筒などは自分で用意する 専用あて名ラベルが必要(自宅印刷やアプリ経由で作成も可能) | 封筒などは自分で用意する 自分で送り状を印刷する(プリンターが必要) or ヤマト運輸 営業所・コンビニで発行する(メルカリ等の場合) ※法人・個人事業主向け(メルカリなどの個人間取引サイトを利用する場合、法人・個人事業主以外も利用可能) |
割引制度 | 契約が必要な特約ゆうパケットあり | 契約条件による割引あり |
支払い方法 | 現金、切手、(キャッシュレス決済導入済の郵便局は)クレジットカード・電子マネー・バーコード決済 | 掛売り契約(法人・個人事業主) メルカリ等の個人間取引サイトはサービス毎に異なる |
発送できる場所 | 郵便局の窓口、街の郵便ポスト | ヤマト運輸 営業所、一部のコンビニ(メルカリ等の個人間取引サイト) |
自宅などへの集荷サービス | 不可 | 契約条件によっては可能 |
お届け方法 | 自宅などの郵便受けに投函(着払いは対面手渡し) | 自宅などの郵便受けに投函 |
日にち・時間帯指定 | 不可(特約ゆうパケットは料金加算の配達日指定・当日配達のオプションあり) | 不可 |
お届け日数の目安 | 日本郵便のこちらのページ で調べられます | ヤマト運輸のこちらのページ で調べられます(原則宅急便と同様) |
日曜・祝日の配達 | ある | ある |
信書の取り扱い | 送れない | 送れない |
補償 | なし | あり(3000円まで) |
追跡サービス | ある | ある |
着払い | 可能 | 不可 |
代金引換 | 不可 | 不可 |
受け取り場所 | 自宅など、郵便局留め | 自宅など、ヤマト運輸 営業所止め(メルカリ・ラクマ等、サービスによっては営業所止め不可) |
コンビニ受け取り | 個人発送では不可(特定のサイト・サービスを利用した場合は可) | 不可 |
以上、各サービスを簡単に比較すると上記の表の通りになりますが、
次項より更に項目毎に詳しくご紹介していきたいと思いますので、それぞれの細かい違いなどはそちらも合わせてご確認下さい
利用の前提条件・運送会社に関して
ネコポス | ゆうパケット | |
会社 | ヤマト運輸 | 日本郵便 |
前提条件 | 自分で送り状を印刷する(プリンターが必要) or ヤマト運輸 営業所・コンビニで発行する(メルカリ等の場合) | 専用のあて名ラベルが必要(自宅印刷やアプリ経由で作成も可能) |
梱包用の封筒などは自分で用意する | 梱包用の封筒などは自分で用意する | |
※法人・個人事業主向け(メルカリなどの個人間取引サイトを利用する場合、法人・個人事業主以外も利用可能) |
「ゆうパケット」は梱包に使用する封筒などは自分で用意し、自分で梱包する必要がありますが、
決められた専用の封筒はありませんので、一般的な輸送に耐えられる強度があれば、紙の封筒でもビニール製の袋でも何を使用しても自由となっています
また、「ゆうパケット」の利用には専用のあて名ラベルが必要となり、以下の様な方法で用意する事ができます
ゆうパケット あて名ラベル |
郵便局でもらう |
Webゆうパックプリント (主に個人利用向け)を利用して自宅などで印刷 |
日本郵便アプリ を利用して郵便局で発行 |
※フリマアプリ等の出品者が利用できる「メルカリ – ゆうゆうメルカリ便 ゆうパケット・ヤフオク – ゆうパケット おてがる版・ラクマ – かんたんラクマパック ゆうパケット・モバオク – らくらく定額便 ゆうパケット」に関しては、2次元コードを利用して、ローソンまたは郵便局であて名ラベルを発行します |
参考として、以下が郵便局で無料でもらう事ができる「ゆうパケット用あて名シール」になります
「ネコポス」は決められた専用のダンボール箱や袋はありませんので、一般的な輸送に耐えられる強度があれば、封筒でもダンボール箱でもビニール製の袋でも何を使用しても自由です
また、「ネコポス」では専用の送り状を使う必要がありますが、手書きの送り状は用意されていませんので、ヤマトビジネスメンバーズ向けの「送り状発行システムB2クラウド 」を利用し、ご自分で自宅や職場などのプリンターで送り状ラベルを印刷して下さい
ただし、メルカリ等の場合、ヤマト運輸 営業所に設置されている端末「ネコピット」や対応するコンビニで送り状を発行する事になります
なお、「ネコポス」はあらかじめヤマト運輸と契約を行った法人・個人事業主向けのサービスとなっていますが、
メルカリ・ヤフオク!・ラクマなどの個人間取引サイトを利用する場合には、個人でも「ネコポス」を利用する事が可能となっています
サイズや重さの制限と送料
ネコポス | ゆうパケット | |
送料 | 全国一律 最大385円 送料は契約者毎に異なる | 全国一律 250円~360円 「厚さ」で決まる |
大きさ | 長辺 31.2cm以内 短辺 22.8cm以内 [最大時でA4サイズが入る] | 長辺34cm以内 3辺合計(長辺+短辺+厚さ)60cm以内 [最大時でA4サイズが入る] |
厚さ | 2.5cm以内 (メルカリ・ヤフオク!などは2020年10月1日以降、3cm以内) | 3cm以内 |
重さ | 1kgまで | 1kgまで |
「ゆうパケット」は「A4サイズが入る角2封筒(24cm×33.2cm)ぐらいが最大の大きさの目安」で「厚さは3cm以内」となっており、
送料は全国一律ですが以下の通り、厚さによって変化します
ゆうパケット 運賃 | |
厚さ | 送料(全国一律) |
1cm以内 | 250円 |
2cm以内 | 310円 |
3cm以内 | 360円 |
なお、「ゆうパケット」には以下の通り、最小サイズの規定もあります
ゆうパケットに最小のサイズはあるのでしょうか?
ゆうパケットの最小サイズは以下のとおりです。
1.円筒形状またはこれに類する形状のもの
長さ14cm、直径(若しくは短径またはこれらに類する部分)3cm
2.1.以外のもの
長さ14cm、幅9cm
※上記の制限より小さなものでも厚紙または耐力のある紙若しくは布で作成した長さ12cm、幅6cm以上の大きさのあて名札をつければ差し出すことができます。
「ネコポス」は、「A4サイズが入る角A4封筒(22.8cm×31.2cm)が最大の大きさ」で「厚さは2.5cm以内(メルカリ・ヤフオク!などは2020年10月1日以降、3cm以内)」となっており、
(ネコポスは最小の大きさとして、縦23cm以上 & 横11.5cm以上の規定もあります)
送料は全国一律でどこからどこへ送っても変わらず「最大385円」ですが、送料は契約者毎に異なり、例えば、個人間取引サイトを例に挙げると以下の通りです
個人間取引サイト | ネコポス 料金 例 (全国一律) |
メルカリ | 175円 |
ヤフオク! | 170円(出品者負担) 210円(落札者負担) |
PayPayフリマ | 170円 |
ラクマ | 200円 |
minne | 315円 |
BOOTH | 370円 |
オタマート | 210円 |
nutte | 350円 |
BASE | 280円 |
割引制度に関して
ネコポス | ゆうパケット |
契約条件による割引あり | 定期的に送る予定がある場合「特約ゆうパケット」が契約できる可能性あり |
「ネコポス」は法人・個人事業主があらかじめヤマト運輸と契約を行い利用するサービスとなっていますが、送料は385円が上限となっており、契約を行う段階で数量などの条件に応じて割引が行われる場合があり、料金は契約者毎に異なります
「ゆうパケット」には個人発送向けに気軽に利用できる割引制度はありませんが、
おおよその目安として、年間500通以上送る予定がある方であれば、契約を行い特別な運賃が適用される「特約ゆうパケット」が用意されていますので、定期的に何通も送る予定のある方は検討されてみてはいかがでしょうか
(特約の契約に関しては最寄りの集荷などを担当する郵便局にご相談下さい →集荷に関する連絡先を調べる – 日本郵便 )
補償・追跡に関して
ネコポス | ゆうパケット | |
追跡サービス | あり | あり |
補償 | あり(3000円まで) | なし |
「ネコポス」は追跡サービスを利用する事ができ、以下の通り、3000円までの補償もあります
「ネコポス」 の補償金額(責任限度額)は、「ネコポス」1個につき3千円(税込み)までです。※「ネコポス約款」第八節 第三十八条により
お荷物1梱包の価格が、3千円(税込み)を超える場合は、お預かりができない場合がございます。※「ネコポス約款」第二節 第九条により
その場合は、「宅急便」(責任限度額30万円(税込み)まで)または、「宅急便コンパクト」(責任限度額3万円(税込み)まで)としてお預かりさせていただきます。
なお、他にも、メルカリ出品者が利用できる「らくらくメルカリ便 ネコポス」やラクマ出品者が利用できる「かんたんラクマパック ネコポス」では、ヤマト運輸による補償とは別にメルカリ・ラクマのそれぞれから状況に応じた補償が行われる場合があります
対して、「ゆうパケット」は追跡サービスは利用できますが、以下の通り内容品の補償はありません
(例外として、メルカリ・ラクマの出品者が利用できる「メルカリ ゆうゆうメルカリ便 ゆうパケット」「ラクマ かんたんラクマパック(日本郵便) ゆうパケット」では、メルカリ・ラクマのそれぞれから状況に応じた補償が行われる場合があります)
損害賠償の対象とならないサービス
下記サービスは、万一事故があっても損害賠償の対象となりませんのでご注意ください。
・郵便物(手紙)で書留または代金引換としないもの
・郵便物(はがき)で書留としないもの
・レターパック
・ゆうメールで書留または代金引換としないもの
・ゆうパケット
お届け日数に関して
ネコポス | ゆうパケット |
配送距離で決まる | 配送距離で決まる |
日曜・祝日も配達される | 日曜・祝日も配達される |
「ネコポス」も「ゆうパケット」もお届け日数は配送距離で決まりますので、
具体的なお届け日数に関しては、以下のそれぞれのページで差出元とお届け先の郵便番号を入力してご確認下さい
(ネコポスのお届け日数は原則「宅急便」と同様です)
また、「ゆうパケット」のお届け日数を日本郵便のサイトから引用すると以下の通りで、
「ゆうパケット」は「お届け先が遠方の場合、離島などの一部地域の場合など」は多くの日数が必要となる事があるため、
「お届け先が遠方の場合、離島などの一部地域の場合など」には「ゆうパケット」の方が「ネコポス」よりもお届けまでに時間がかかる傾向にありますのでご注意下さい
おおむね差出日の翌日~翌々日にお届けいたします。
※お届け先が遠方の場合、離島などの一部地域の場合などはさらに数日要する場合があります。また、差出時刻によっても異なる場合があります。
なお、事前契約が必要な「特約ゆうパケット」利用者向けの「翌配ワイド」オプションが付加されている場合、通常のゆうパケットより送達スピードが速くなります
ちなみに、「ゆうパケット」も「ネコポス」も日曜・祝日も配達されます
着払い・代金引換の可否
ネコポス | ゆうパケット | |
着払い | 利用不可 | 利用可 |
代金引換 | 利用不可 | 利用不可 |
「荷物を受け取る側が受取時に送料を支払う:着払い」に関しては、「ネコポス」は利用できませんが、「ゆうパケット」は利用する事が可能です
「ゆうパケット」で着払いを利用する場合、あらかじめ受取人が着払いを承諾しているかどうかの確認をするため、必ず郵便局の窓口で受付をして下さい
(通常の個人発送のゆうパケットの場合、着払いの利用には21円の手数料がかかります)
(ゆうパケットに着払い専用のラベルはありませんので窓口で着払い希望の旨をお伝え下さい)
なお、日本郵便アプリ を利用して「ゆうパケット」あて名ラベルを発行した場合には、着払いとする事ができませんのでご注意下さい
「荷物を受け取る側が受取時に送料・商品代金を支払う:代金引換」に関しては、「ゆうパケット」も「ネコポス」も利用する事ができません
(個人発送の荷物で代金引換を利用したい場合、ゆうパック ・定形郵便・定形外郵便 ・ゆうメール などをご利用下さい)
支払い方法に関して
ネコポス |
掛売り契約(法人・個人事業主) |
メルカリ等の個人間取引サイトはサービス毎に異なる |
ゆうパケット |
※発送受付場所で異なります |
現金 |
切手 |
クレジットカード |
電子マネー |
バーコード決済 |
「ネコポス」は法人・個人事業主が利用する場合、あらかじめヤマト運輸と掛売り契約を行う必要があり、掛売り契約を行うと運賃を銀行振込・口座引落・集金などで後からまとめて支払う事ができます
また、メルカリ・ヤフオク!・ラクマなどの個人間取引サイトの「ネコポス」を利用される場合、例えば、送料は売上金から差し引かれたり、サービス毎に支払い方法が異なりますので各サービスのご案内をご確認下さい
「ゆうパケット」は、郵便局の窓口では現金・切手で支払いが可能(現金 & 切手の併用も可)ですが、
全国で一部の郵便局では2020年2月からキャッシュレス決済が導入されており、2020年7月以降には更にキャッシュレス決済を導入する郵便局が増える予定なので、
キャッシュレス決済導入済の郵便局窓口ではクレジットカード・電子マネー・バーコード決済も利用できます
キャッシュレス決済導入していない郵便局窓口へ持っていく | |
現金 | |
切手 | |
キャッシュレス決済導入済の郵便局窓口へ持っていく | |
現金 | |
切手 | |
クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード | |
電子マネー | iD、WAON、QUICPay、Kitaca、Suica、PASMO、toica、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん |
バーコード決済 | ゆうちょPay、amazon pay、au PAY、d払い、Jcoin Pay、LINE Pay、メルペイ、PayPay、楽天ペイ、ALI PAY、WeChat Pay |
街の郵便ポストへ投函 | |
切手(荷物へ貼り付け) |
実際にキャッシュレス決済を導入している全国の郵便局に関しては以下のページもご覧下さい
なお、「ゆうパケット」を郵便ポストに投函する場合、
投函する前に自分自身で厚さなどの確認を行い、必要な料金を確認して料金分の切手を貼る必要がありますので、料金がよくわからない様な方は郵便局の窓口へ持っていくのをオススメします
ちなみに、「ゆうパケット」では例外として、フリマアプリ等の出品者が利用できる「メルカリ – ゆうゆうメルカリ便 ゆうパケット・ヤフオク – ゆうパケット おてがる版・ラクマ – かんたんラクマパック ゆうパケット・モバオク – らくらく定額便 ゆうパケット」に関しては、出品商品の売上などから送料が自動的に差し引かれますので、窓口での支払いや切手の貼り付けは不要です
発送できる場所・集荷サービスに関して
ネコポス | ゆうパケット | |
自宅などへの集荷 | 契約条件によっては利用可能 | 利用不可 |
発送受付場所 | ヤマト運輸 営業所 | 郵便局 |
一部のコンビニ(メルカリ等の個人間取引サイトの場合) | コンビニ不可 | |
街の郵便ポスト |
「ゆうパケット」は自宅などへの集荷サービスの対象ではありませんので、
「自分自身で郵便局の窓口へ持っていく」または「自分自身で街の郵便ポストへ投函」して下さい
(例外として、事前契約が必要な「特約ゆうパケット」では、自宅などへの集荷サービスを利用できる契約にできる場合があります)
なお、個人発送の通常の「ゆうパケット」はコンビニのレジでは発送受付を行っていませんのでご注意下さい
ただし、コンビニでも店舗によっては店内もしくは店外に郵便ポストが設置されている事がありますので、郵便ポストが設置されていれば、郵便ポストへ投函する事ができます
(ローソン・ミニストップは店内のレジ前に郵便ポストが設置されている事があります)
また、「ゆうパケット」の例外として、フリマアプリ等の出品者が利用できる「メルカリ – ゆうゆうメルカリ便 ゆうパケット・ヤフオク – ゆうパケット おてがる版・ラクマ – かんたんラクマパック ゆうパケット・モバオク – らくらく定額便 ゆうパケット」は、「郵便ポストへ投函」する事ができないので、「郵便局の窓口へ持っていく or ローソンのレジへ持っていく」になります
ちなみに、「ゆうパケット」を着払いとする場合、郵便ポストへ投函はできませんので郵便局の窓口へ持っていって下さい
「ネコポス」は契約条件によっては荷物1個から自宅などへの集荷サービスの対象となっています
ただし、「メルカリ – らくらくメルカリ便のネコポス」や「ラクマ – かんたんラクマパックのネコポス」など、集荷サービスの対象とならない「ネコポス」もありますのでご注意下さい
また、「ネコポス」の発送受付場所は、ヤマト運輸 営業所の他に、
メルカリ等の個人間取引サイトでは、ファミリーマートやセブンイレブンで発送受付を行っています(対応しているコンビニは個人間取引サイトによって異なります)
更に、メルカリ・ヤフオク!では、宅配便ロッカーPUDOからも「ネコポス」を発送する事が可能となっています
お届け方法、日にち・時間帯指定に関して
ネコポス | ゆうパケット | |
お届け方法 | 自宅などの郵便受けに投函 | 自宅などの郵便受けに投函 |
お届けの日時指定 | 指定不可 | 指定不可 (特約ゆうパケットは料金加算の配達日指定・当日配達のオプションあり) |
「ネコポス」も「ゆうパケット」もお届け方法はハガキなどと同じく、自宅などの郵便受けに投函となっていますので、受け取りの際にサインなどは不要です(随時、配達員が郵便受けに投函していきます)
また、「ネコポス」も「ゆうパケット」もお届け希望日時の指定は不可となっています
(個人利用向けの通常のゆうパケットには用意されていませんが、事前契約が必要な「特約ゆうパケット」には料金加算で配達日指定・当日配達のオプションが用意されています)
なお、例外として、「ゆうパケット」では「お届け先の郵便受けが小さくて荷物が郵便受けに入らない場合」には、郵便受けに投函ではなく対面手渡しでお届けとなり、不在時には不在票が投函され、不在票の指示に従い再配達を申し込む際には指定可能な範囲内でお届け希望日時の指定ができ、
「ネコポス」では「お届け先の郵便受けが小さくて荷物が郵便受けに入らない場合」には、ご連絡票が投函され、ご連絡票の指示に従い再配達を申し込む際には指定可能な範囲内でお届け希望日時の指定ができ、対面手渡しでお届けとなります
信書の取り扱いに関して
ネコポス | ゆうパケット |
信書は送れない | 信書は送れない |
「ゆうパケット」も「ネコポス」も信書は送れませんので、
信書を送りたい場合、定形郵便・定形外郵便 ・レターパック ・スマートレター などをご利用下さい
なお、「どんなものが信書に該当するのか」という事に関しては以下のページもご参考下さい
受け取り方法・コンビニ受け取りに関して
荷物を受け取れる場所 | |
ゆうパケット | ネコポス |
自宅など | 自宅など |
郵便局留め | ヤマト運輸 営業所止め(サービスによっては営業所止め不可) |
個人発送ではコンビニ受け取り不可(特定のサイト・サービスを利用した場合は可) | コンビニ受け取り不可 |
「ゆうパケット」は自宅などで受け取り以外では、郵便局留めとする事が可能となっていますが、
コンビニ受け取りとする事はできませんのであらかじめご注意下さい
なお、「ゆうパケット」では例外として、「Amazon.co.jpで購入し、ゆうパケットで送られるコンビニ受け取りが利用できる荷物」「メルカリ ゆうゆうメルカリ便 ゆうパケット」「モバオク らくらく定額便 ゆうパケット」「ヤフオク ゆうパケット おてがる版」の様な特定のサイト・サービスを利用したゆうパケットの荷物に関しては、主にローソン・ミニストップでのコンビニ受け取りが可能となっています
「ネコポス」は自宅などで受け取り以外では、一部のサービスを除き営業所止めも可能となっていますが、
(「メルカリ – らくらくメルカリ便 ネコポス」「ラクマ – かんたんラクマパック ネコポス」などは営業所止めできません)
コンビニ受け取りとする事はできませんのであらかじめご注意下さい
ちなみに、個人発送の荷物でコンビニ受け取りを利用したい場合、
特定の条件を満たせば、宅急便 ・宅急便コンパクト ・ゆうパック でコンビニ受け取りが利用できますので、宅急便・宅急便コンパクト・ゆうパックの利用をご検討下さい
ゆうパケットとネコポスの比較のポイント
最後に私なりの比較のポイントをまとめたいと思います
ネコポスは利用できる人が限定される
「ゆうパケット」は原則的に誰でも利用する事が可能なサービスとなっていますが、
「ネコポス」はあらかじめヤマト運輸と契約した法人・個人事業主、または、メルカリ・ヤフオク!等の個人間取引サイトの利用者でないと利用できないサービスとなっていますのでご注意下さい
送料は契約条件によって異なる
「ネコポス」と「ゆうパケット」の大きさ・重さの制限は以下の表の通りとなっています
ゆうパケット | ネコポス | |
大きさの目安 | 最大時でA4サイズが入る | 最大時でA4サイズが入る |
大きさ | 長辺34cm以内 3辺合計(長辺+短辺+厚さ)60cm以内 | 縦 31.2cm以内 横 22.8cm以内 |
厚さ | 3cm以内 | 2.5cm以内 (メルカリ・ヤフオク!などは2020年10月1日以降、3cm以内) |
重さ | 1kgまで | 1kgまで |
上の表の通り、大きさ・重さの制限は「ネコポス」も「ゆうパケット」も似ていますが、
「ネコポス」の送料は契約条件によって異なり、割引が適用される場合もあり、
場合によっては「ゆうパケット」よりも「ネコポス」の方が安くなる場合もありますので、
料金を比較した上で上手く検討してみて頂ければ幸いです
以下に個人間取引サイトの送料の例も挙げますので合わせて参考としてみて下さい
ゆうパケット 料金 (全国一律) | |
厚さ1cm以内 | 250円 |
厚さ2cm以内 | 310円 |
厚さ3cm以内 | 360円 |
ネコポス 料金 例 (全国一律) | |
メルカリ | 175円 |
ヤフオク! | 170円(出品者負担) 210円(落札者負担) |
PayPayフリマ | 170円 |
ラクマ | 200円 |
minne | 315円 |
BOOTH | 370円 |
オタマート | 210円 |
nutte | 350円 |
BASE | 280円 |
「補償の有無」に注目する
「ネコポス」と個人発送の通常の「ゆうパケット」を比較して「特に受け取り側が受け取りまでに安心感を感じられるか」という部分では以下の様な違いがあります
ゆうパケット | ネコポス | |
追跡サービス | あり | あり |
補償 | なし | あり(3000円まで) |
お届け方法 | 自宅などの郵便受けに投函 | 自宅などの郵便受けに投函 |
お届け日時指定 | 不可 | 不可 |
上の表の通り、どちらも「追跡サービスあり」「お届け希望日時指定は不可」「お届けは自宅などの郵便受けに投函」となっていますが、
「ゆうパケット」は「補償なし」に対して、「ネコポス」なら「補償あり(3000円まで)」という点で安心感があると言えるかと思いますので、どの部分を重視するかという事を考えて比較検討してみて下さいね
お届けまでの日数
お届けまでの日数に関しては配送距離によって変わりますので、具体的な日数は以下を参考としてみて頂ければと思いますが、
(ネコポスのお届け日数は原則「宅急便」と同様です)
以下の通り、「ゆうパケット」は「お届け先が遠方の場合、離島などの一部地域の場合など」は多くの日数が必要となる事があるため、
「お届け先が遠方の場合、離島などの一部地域の場合など」には「ゆうパケット」の方が「ネコポス」よりもお届けまでに時間がかかる傾向にありますのでご注意下さい
おおむね差出日の翌日~翌々日にお届けいたします。
※お届け先が遠方の場合、離島などの一部地域の場合などはさらに数日要する場合があります。また、差出時刻によっても異なる場合があります。
ゆうパケットなら着払いが利用可能
「ネコポス」には「着払い」のサービスは用意されていませんが、
「ゆうパケット」なら「着払い」とする事ができますので、「着払い」にしたい場合には「ゆうパケット」の利用が便利です
(ゆうパケットを着払いとする場合、郵便局の窓口へ持っていって下さい)
管理人の感想
ここまで、ゆうパケットとネコポスの2つのサービスを取り上げて、
料金・大きさ・割引・コンビニ受け取りの可否・お届け日数・着払い・集荷サービスなどの違いを比較して、ご紹介させて頂きました
ゆうパケットもネコポスもA4サイズを送る事ができ、ゆうパケットは厚さによって送料が変わる特徴がありますが、
ネコポスは誰でも利用できるサービスではないものの、メルカリ・ヤフオク!・ラクマなどの個人間取引サイト出品者であれば、個人でも利用する事ができ、サービスによっては安い運賃に設定されていますので、
ご自分の目的・用途に合わせて上手に検討してみて頂ければ幸いです
また、ゆうパケット・ネコポス以外にも色んな配送サービスがありますので、よろしければ以下の記事も合わせて参考としてみて下さいね
定形外郵便 全国一律120円~
ゆうメール 全国一律180円~
クリックポスト 全国一律198円
ゆうパケット 全国一律250円~
レターパック 全国一律370円と全国一律520円の2種類 発送簡単オススメ
宅急便コンパクト 距離で変動 610円~(割引制度あり)
ゆうパック 距離で変動 810円~(割引制度あり)
ヤマト運輸の宅急便 距離で変動 930円~(割引制度あり)
まとめ
今回は、ゆうパケットとネコポスの違いを比較してご紹介しました
どちらのサービスの方が一概に優れているという訳ではありませんので、それぞれのサービスの特徴を理解して節約などに役立ててみて下さいね