「日本郵便 らくらくメルカリ便ネコポス」と「日本郵便 定形外郵便」の2つのサービスを取り上げて、
運賃・サイズ、代金引換の可否、発送できる場所、補償の有無、追跡サービスの有無、などの様々な違いを比較してまとめてみました
最近では色んなバリエーションの配送サービスがある事から、どの送り方が自分の目的と合っているのか、ちょっとわかりにくい事もあり、
この記事では特に、らくらくメルカリ便ネコポスと定形外郵便を比較してみましたので、実際に発送方法を検討される際に参考としてみて頂ければ幸いです
簡単なサービス比較一覧
まずはじめにらくらくメルカリ便ネコポスと定形外郵便を簡単に比較し一覧にまとめると以下の通りとなっています
サービス名 | らくらくメルカリ便ネコポス | 定形外郵便 規格内 | 定形外郵便 規格外 |
料金 | 全国一律 175円 | 全国一律 120円~ 「重さ」で決まる | 全国一律 200円~ 「重さ」で決まる |
大きさ | 縦 31.2cm以内 横 22.8cm以内 | 長辺 34cm以内 短辺 25cm以内 | 3辺合計90cm以内(かつ最長辺60cm以内) |
厚さ | 3cm以内 | 3cm以内 | |
大きさの目安 | 最大時でA4サイズが入る (31.2cm×22.8cmの角A4封筒が上限) | 最大時でA4サイズが入る (33.2cm×24cmの角2封筒ぐらいが最大の目安) | 最大時でA3サイズなども入る |
重さ | 1kgまで | 1kgまで | 4kgまで |
前提条件 | [専用の送り状 or 2次元コード]が必要 封筒などは自分で用意する ※メルカリ出品者のみ利用可能 | 専用の送り状なし 箱や袋などは自分で用意する | |
割引制度 | 割引制度なし | 個人利用向けの割引制度なし | |
支払い方法 | メルカリの売上金から差し引かれる | 現金、切手、(キャッシュレス決済導入済の郵便局は)クレジットカード・電子マネー・バーコード決済 | |
発送できる場所 | ヤマト運輸 営業所、ファミリーマート、セブンイレブン、宅配便ロッカーPUDO | 郵便局の窓口、街の郵便ポスト | |
自宅などへの集荷サービス | 不可 | 不可 | |
お届け方法 | 自宅などの郵便受けに投函 | 自宅などの郵便受けに投函(書留や代金引換などは対面手渡し) | |
日にち・時間帯指定 | 不可 | 不可(料金加算オプションで配達日 or 時間帯のいずれかは指定可) | |
お届け日数の目安 | ヤマト運輸のこちらのページ で調べられます(原則宅急便と同様) | 日本郵便のこちらのページ で調べられます | |
土曜・日曜・祝日の配達 | ある | なし(書留・速達など、一部はある) | |
信書の取り扱い | 送れない | 送れる | |
補償 | メルカリ事務局によるあんしん配送サポートの対象となる場合がある | なし(料金加算のオプションあり) | |
追跡サービス | ある | なし(料金加算のオプションあり) | |
着払い | 不可 | 不可 | |
代金引換 | 不可 | 個人発送でも可能 | |
受け取り場所 | 自宅など | 自宅など、郵便局留め | |
コンビニ受け取り | 不可 | 不可 |
以上、各サービスを簡単に比較すると上記の表の通りになりますが、
次項より更に項目毎に詳しくご紹介していきたいと思いますので、それぞれの細かい違いなどはそちらも合わせてご確認下さい
利用の前提条件・運送会社に関して
定形外郵便 | らくらくメルカリ便ネコポス | |
会社 | 日本郵便 | ヤマト運輸 |
前提条件 | 専用の送り状なし(あて名は、荷物に直接書く・別紙で貼り付ける等) | [専用の送り状 or 2次元コード]が必要 |
梱包用の箱・袋などは自分で用意する | 梱包用の封筒などは自分で用意する | |
※メルカリ出品者のみ利用可能 |
「定形外郵便」は決められた専用のダンボール箱や袋はありませんので、大きさの制限の規定に収まり、一般的な輸送に耐えられる強度があれば、ダンボール箱でもビニール製の袋でも何を使用しても自由となっており、
また、専用の送り状もありませんので、あて名は「梱包した荷物の外装のわかりやすい場所に直接書く」、またビニール袋などで梱包した際は「わかりやすい無地の別紙などにあて名を書き、剥がれないように荷物に貼り付ける」などして下さい
「らくらくメルカリ便ネコポス」も決められた専用のダンボール箱や袋はありませんので、大きさの制限の規定に収まり、一般的な輸送に耐えられる強度があれば、封筒でもダンボール箱でもビニール製の袋でも何を使用しても自由です
また、「らくらくメルカリ便ネコポス」には手書きの送り状などはないため、
[ヤマト運輸 営業所 or ファミリーマート or セブンイレブン]に持って行く場合には[2次元コード or バーコード]を提示して送り状を発行し、宅配便ロッカーPUDOステーションを利用する場合には2次元コードを読み取らせる必要があります(PUDOステーションを利用する場合は送り状の発行は不要です)ので、詳細は以下も合わせて参考としてみて下さい
ヤマト運輸の営業所での手続き(らくらくメルカリ便)
ファミリーマート・セブンイレブンでの手続き(らくらくメルカリ便)
宅配便ロッカーPUDOステーションの操作方法(らくらくメルカリ便)
なお、「らくらくメルカリ便ネコポス」はあくまでメルカリ出品者のみが利用できるサービスになりますので、あらかじめご注意下さい
サイズや重さの制限と送料
らくらくメルカリ便ネコポス メルカリ出品者のみ利用可能 | 定形外郵便 規格内 | 定形外郵便 規格外 | |
送料 | 全国一律 175円 | 全国一律 120円~ 「重さ」で決まる | 全国一律 200円~ 「重さ」で決まる |
大きさ | 縦 31.2cm以内 横 22.8cm以内 | 長辺 34cm以内 短辺 25cm以内 | 3辺合計 90cm以内(かつ最長辺 60cm以内) |
厚さ | 3cm以内 | 3cm以内 | |
大きさの目安 | 最大時でA4サイズが入る (31.2cm×22.8cmの角A4封筒が上限) | 最大時でA4サイズが入る (33.2cm×24cmの角2封筒ぐらいが最大の目安) | 最大時でA3サイズなども入る |
重さ | 1kgまで | 1kgまで | 4kgまで |
「定形外郵便 規格内」と「らくらくメルカリ便ネコポス」は大きさ・厚さ・重さの制限は似ており、「A4サイズが入り」「厚さ3cm以内」「重さ1kgまで」、
「定形外郵便 規格外」は「定形外郵便 規格内」や「らくらくメルカリ便ネコポス」よりも余裕があり、「3辺合計90cm以内、最大時でA3サイズなども入る大きさ」「重さ4kgまで」となっており、
いずれも送料は距離を問わず全国一律ですが、「定形外郵便 規格内」と「定形外郵便 規格外」は重さで変化し、以下の表の通りとなっています
らくらくメルカリ便ネコポス 縦 31.2cm以内 横 22.8cm以内 厚さ 3cm以内 [最大時でA4サイズが入る] 重さ1kgまで メルカリ出品者のみ利用可能 | 定形外郵便 規格内 長辺 34cm以内 短辺 25cm以内 厚さ 3cm以内 [最大時でA4サイズが入る] 重さ1kgまで | 定形外郵便 規格外 3辺合計 90cm以内 最長辺 60cm以内 [最大時でA3サイズなども入る] 重さ4kgまで | |
重さ | 送料(全国一律) | ||
50g以内 | 175円 | 120円 | 200円 |
100g以内 | 175円 | 140円 | 220円 |
150g以内 | 175円 | 210円 | 300円 |
250g以内 | 175円 | 250円 | 350円 |
500g以内 | 175円 | 390円 | 510円 |
1kg以内 | 175円 | 580円 | 710円 |
2kg以内 | 取扱なし(重量オーバー) | 取扱なし(重量オーバー) | 1040円 |
4kg以内 | 取扱なし(重量オーバー) | 取扱なし(重量オーバー) | 1350円 |
なお、らくらくメルカリ便ネコポスは最小の大きさとして、縦23cm以上 & 横11.5cm以上の規定があり、定形外郵便には以下の通りに最小サイズの規定がありますので合わせてご参考下さい
割引制度に関して
定形外郵便 | らくらくメルカリ便ネコポス メルカリ出品者のみ利用可能 |
個人発送向けの割引制度なし | 割引制度なし |
「ヤマト運輸 ネコポス」は法人・個人事業主があらかじめヤマト運輸と契約を行い利用するサービスで、料金は契約者毎に異なり上限金額は385円となっていますが、「らくらくメルカリ便ネコポス」の場合、割引が適用された金額となっていますので、別途の割引制度はありません
「定形外郵便」には残念ながら個人発送向けの割引制度は用意されていません
なお、大口・法人向けでは大量に同時発送する場合に割引が適用される場合がありますので、以下のページの「手紙(第一種郵便物)」をご参考下さい
補償・追跡に関して
定形外郵便 | らくらくメルカリ便ネコポス メルカリ出品者のみ利用可能 | |
追跡サービス | なし(料金加算のオプションあり) | あり |
補償 | なし(料金加算のオプションあり) | メルカリ事務局によるあんしん配送サポートの対象となる場合がある |
「らくらくメルカリ便ネコポス」は追跡サービスを利用する事ができますし、状況に応じて、(らくらくメルカリ便ネコポスを含むメルカリ便の荷物は全て)メルカリ事務局によるあんしん配送サポートの対象となる場合があり、補償が行われる可能性があります(メルカリ事務局による補償は状況に応じて、代金の一部の補償となる場合もあります)
参考:
対して、「定形外郵便」は、追跡サービスを利用する事ができず、補償もありません
ただし、「定形外郵便」は料金加算で補償や追跡に関する以下の様なオプションを付加できます
(以下のオプションを付加する場合は郵便局の窓口へ持っていって下さい)
定形外郵便 オプション | |
特定記録 | +160円 |
追跡サービス(補償はなし) | |
簡易書留 | +320円 |
追跡サービス、補償 5万円まで | |
一般書留 | +435円 最低補償10万円 & 更に補償5万円毎に+21円 |
追跡サービス、補償 10万円~500万円まで | |
現金書留 (現金を送る場合専用、売価21円の専用の現金封筒で送る) | +435円 最低補償1万円 & 更に補償5000円毎に+10円 |
追跡サービス、補償 1万円~50万円まで |
定形外郵便のオプション利用時の料金は以下のページで計算できます
お届け日数に関して
定形外郵便 | らくらくメルカリ便ネコポス メルカリ出品者のみ利用可能 |
配送距離で決まる | 配送距離で決まる |
土曜・日曜・祝日は配達されない | 土曜・日曜・祝日も配達される |
「定形外郵便」も「らくらくメルカリ便ネコポス」もお届け日数は配送距離で決まりますので、
具体的なお届け日数に関しては、以下のそれぞれのページで差出元とお届け先の郵便番号を入力してご確認下さい
(らくらくメルカリ便ネコポスのお届け日数は原則「宅急便」と同様、定形外郵便は以下の検索結果では「大型郵便物」に該当します)
なお、2021年10月以降、普通扱いの[郵便物・ゆうメール]に関して、お届け日数の段階的繰り下げが行われ、段階的にお届け日数が2021年9月以前の+1日程度増える変更が行われますので、詳しくは以下も合わせてご覧下さい
ちなみに、「らくらくメルカリ便ネコポス」は土曜・日曜・祝日も配達されますが、「定形外郵便」は土曜・日曜・祝日は配達されませんのでご注意下さい
(2021年9月までは普通扱いの[郵便物・ゆうメール]の土曜日配達が行われていましたが、2021年10月から普通扱いの[郵便物・ゆうメール]の土曜日配達が休止となりましたのでご注意下さい)
ただし、例外として、定形外郵便で「速達・配達時間帯指定郵便・書留・代金引換・配達日指定」のいずれかのオプションを付加した場合には、土曜・日曜・祝日も配達されます
日本郵便>よくあるご質問
[土曜日・日曜日・休日にも配達されるサービスはありますか?]
土曜日・日曜日・休日にも配達されるサービスは以下のとおりです。
・速達
・配達時間帯指定郵便
・書留
・代金引換
・配達日指定郵便
・電子郵便(レタックス)
・レターパックプラス、レターパックライト
・ゆうパック
・ゆうパケット
・クリックポスト
着払い・代金引換の可否
定形外郵便 | らくらくメルカリ便ネコポス メルカリ出品者のみ利用可能 | |
着払い | 利用不可 | 利用不可 |
代金引換 | 個人発送でも利用可 | 利用不可 |
「荷物を受け取る側が受取時に送料を支払う:着払い」に関しては、「らくらくメルカリ便ネコポス」も「定形外郵便」も利用する事ができません
「着払い」を利用したい場合、ゆうパック 、ゆうパケット 、ゆうメール 、宅急便 、宅急便コンパクト 等の利用をご検討下さい
「荷物を受け取る側が受取時に送料・商品代金を支払う:代金引換」に関しては、
「らくらくメルカリ便ネコポス」は利用する事ができませんが、「定形外郵便」は個人発送でも利用する事ができます
なお、「定形外郵便 代金引換」を利用する場合、代金引換の専用の送り状ラベルを使用し(専用の送り状ラベルは郵便局の窓口などでもらえます)、運賃とは別に手数料がかかりますので詳しくは以下のページもご覧下さい
(「定形外郵便 代金引換」は街の郵便ポストには投函できませんので、必ず郵便局の窓口へ持っていって下さい)
代金引換を利用する際にかかる料金 | |
代金引換の荷物の発送受付時に支払う | |
運賃 | 発送方法毎の運賃 |
代金引換手数料(代金引換料) | 265円 |
オプション加算料金(オプションを付加した場合) | 書留などのそれぞれのオプション料金 |
代金が口座へ送金時に差し引かれる | |
送金手数料(送金料金) | 送金先口座・代金で異なる →参考:送金にかかる料金 |
印紙代 | 代金で異なる →参考:代金引換を使用すると手数料などいくらかかりますか? |
支払い方法に関して
らくらくメルカリ便ネコポス メルカリ出品者のみ利用可能 |
メルカリの売上金から自動的に差し引かれる |
定形外郵便 |
※発送受付場所で異なります |
現金 |
切手 |
クレジットカード |
電子マネー |
バーコード決済 |
「らくらくメルカリ便ネコポス」に関しては、送料はメルカリの売上金から自動的に差し引かれますので、ヤマト運輸 営業所やコンビニでの発送手続き時に送料を現金などでの支払う事はできない点にはあらかじめご注意下さい
「定形外郵便」は、郵便局の窓口では現金・切手で支払いが可能(現金 & 切手の併用も可)ですが、全国で一部の郵便局では2020年2月からキャッシュレス決済が導入されており、
キャッシュレス決済導入済の郵便局窓口ではクレジットカード・電子マネー・バーコード決済も利用できます
キャッシュレス決済導入していない郵便局窓口へ持っていく | |
現金 | |
切手 | |
キャッシュレス決済導入済の郵便局窓口へ持っていく | |
現金 | |
切手 | |
クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード | |
電子マネー | iD、WAON、QUICPay、Kitaca、Suica、PASMO、toica、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん |
バーコード決済 | ゆうちょPay、amazon pay、au PAY、d払い、Jcoin Pay、LINE Pay、メルペイ、PayPay、楽天ペイ、ALI PAY、WeChat Pay |
街の郵便ポストへ投函 | |
切手(荷物へ貼り付け) |
実際にキャッシュレス決済を導入している全国の郵便局に関しては以下のページもご覧下さい
なお、「定形外郵便」を郵便ポストに投函する場合、
投函する前に自分自身で計量などを行い、必要な料金を確認して料金分の切手を貼る必要がありますので、料金がよくわからない様な方は郵便局の窓口へ持っていくのをオススメします
発送できる場所・集荷サービスに関して
定形外郵便 | らくらくメルカリ便ネコポス メルカリ出品者のみ利用可能 | |
自宅などへの集荷 | 利用不可 | 利用不可 |
発送受付場所 | 郵便局 | ヤマト運輸 営業所 |
街の郵便ポストへ投函 | 街の郵便ポストへ投函 不可 | |
コンビニ不可 | コンビニ(ファミリーマート、セブンイレブン) | |
宅配便ロッカーPUDOステーション |
「定形外郵便」は自宅などへの集荷サービスの対象ではありませんので、
「自分自身で郵便局の窓口へ持っていく」または「投函口に入るサイズなら(必要分の切手を貼り)自分自身で街の郵便ポストへ投函」して下さい
なお、「定形外郵便」はコンビニのレジでは発送受付を行っていませんのでご注意下さい
ただし、コンビニでも店舗によっては店内もしくは店外に郵便ポストが設置されている事がありますので、郵便ポストが設置されていれば、郵便ポストへ投函する事ができます
(ローソン・ミニストップは店内のレジ前に郵便ポストが設置されている事があります)
ちなみに、「定形外郵便」で「書留・特定記録・代金引換などのオプションを利用する場合」には、郵便ポストへ投函はできませんので郵便局の窓口へ持っていって下さい
「ヤマト運輸 ネコポス」に関しては契約条件によっては荷物1個から自宅などへの集荷サービスの対象となっていますが「らくらくメルカリ便ネコポス」の場合は自宅などへの集荷サービスの対象ではありませんので、
自分自身で[ヤマト運輸 営業所 or コンビニ(ファミリーマート、セブンイレブン) or 宅配便ロッカーPUDOステーション]へ持って行く必要があります
また、「らくらくメルカリ便ネコポス」はヤマト運輸が配送を行うサービスとなっていますので、街の郵便ポストへの投函はできない点にはご注意下さい
お届け方法、日にち・時間帯指定に関して
定形外郵便 | らくらくメルカリ便ネコポス メルカリ出品者のみ利用可能 | |
お届け方法 | 自宅などの郵便受けに投函 | 自宅などの郵便受けに投函 |
お届けの日時指定 | 指定不可 | 指定不可(料金加算オプションで配達日指定は可) |
「定形外郵便」と「らくらくメルカリ便ネコポス」のお届け方法はハガキなどと同じく、自宅などの郵便受けに投函となっていますので、受け取りの際にサインなどは不要です(随時、配達員が郵便受けに投函していきます)
なお、「定形外郵便物」で「お届け先の郵便受けが満杯の場合」「お届け先の郵便受けが小さくて荷物が郵便受けに入らない場合」「代金引換・書留などの場合」には、郵便受けに投函ではなく対面手渡しでお届けとなり、不在時には不在票が投函され、不在票の指示に従い再配達を申し込む際には指定可能な範囲内でお届け希望日時の指定ができ、
「らくらくメルカリ便ネコポス」では「お届け先の郵便受けが小さくて荷物が郵便受けに入らない場合」や「お届け先の郵便受けが満杯の場合」には、ご連絡票が投函され、ご連絡票の指示に従い再配達を申し込む際には指定可能な範囲内でお届け希望日時の指定ができ、対面手渡しでお届けとなります
また、「定形外郵便」も「らくらくメルカリ便ネコポス」もお届け希望日時の指定は不可となっていますが、「定形外郵便」なら料金加算で以下の様なオプションを付加できます
定形外郵便 オプション | |
配達日指定 | 平日の指定日:+32円 土曜・日曜・休日の指定日:+210円 |
配達時間帯指定郵便 | 250g以内:+340円 1kg以内:+440円 4kg以内:+710円 |
※配達日指定と配達時間帯指定郵便の併用はできません |
信書の取り扱いに関して
定形外郵便 | らくらくメルカリ便ネコポス メルカリ出品者のみ利用可能 |
信書が送れる | 信書は送れない |
「らくらくメルカリ便ネコポス」は信書は送れませんので、
信書を送りたい場合、定形郵便・定形外郵便 ・ミニレター・レターパック ・スマートレター などをご利用下さい
なお、「どんなものが信書に該当するのか」という事に関しては以下のページもご参考下さい
受け取り方法・コンビニ受け取りに関して
荷物を受け取れる場所 | |
らくらくメルカリ便ネコポス メルカリ出品者のみ利用可能 | 定形外郵便 |
自宅など | 自宅など |
ヤマト運輸 営業所止め 不可 | 郵便局留め |
コンビニ受け取り不可 | コンビニ受け取り不可 |
「らくらくメルカリ便ネコポス」は原則的に自宅などでの受け取りのみの対応となっています(随時、郵便受けに投函されます)
なお、メルカリでは宛先を営業所止めにする行為が禁止されており、
例外として、クロネコメンバーズと連携する事で[コンビニ or ヤマト運輸 営業所 or 宅配便ロッカーPUDOステーション]での受取が可能となりますが、対象となるのは「らくらくメルカリ便 宅急便 or らくらくメルカリ便 宅急便コンパクト」となっており、「らくらくメルカリ便 ネコポス」は対象外のため、「らくらくメルカリ便 ネコポス」は原則的にヤマト運輸 営業所止めに変更する事ができませんし、コンビニ受け取りとする事もできませんのでご注意下さい
「定形外郵便」は自宅などで受け取り以外では、郵便局留めとする事が可能となっていますが、
コンビニ受け取りとする事はできませんのであらかじめご注意下さい
らくらくメルカリ便ネコポスと定形外郵便の比較のポイント
最後に私なりの比較のポイントをまとめたいと思います
らくらくメルカリ便ネコポスは利用できる人が限定される
「定形外郵便」は原則的に誰でも利用する事が可能なサービスとなっていますが、
「らくらくメルカリ便ネコポス」はあくまでメルカリ出品者のみが利用可能なサービスという点にはあらかじめご注意下さい
送料は重さに注目する
「らくらくメルカリ便ネコポス」「定形外郵便 規格内」「定形外郵便 規格外」の大きさ・重さの制限は以下の表の通りとなっています
らくらくメルカリ便ネコポス | 定形外郵便 規格内 | 定形外郵便 規格外 | 大きさ | 縦 31.2cm以内 横 22.8cm以内 | 長辺 34cm以内 短辺 25cm以内 [最大時でA4サイズが入る] | 3辺合計 90cm以内(かつ最長辺 60cm以内) [最大時でA3サイズなども入る] |
厚さ | 3cm以内 | 3cm以内 | |
大きさの目安 | 最大時でA4サイズが入る (31.2cm×22.8cmの角A4封筒が上限) | 最大時でA4サイズが入る (33.2cm×24cmの角2封筒ぐらいが最大の目安) | 最大時でA3サイズなども入る |
重さ | 1kgまで | 1kgまで | 4kgまで |
なお、「らくらくメルカリ便ネコポス」「定形外郵便 規格内」「定形外郵便 規格外」の送料を同じ重さの条件で比較すると、
以下の表の通り、重さ100g以内では「定形外郵便 規格内」が一番安くなりますが、重さ100gを超えると「らくらくメルカリ便ネコポス」が一番安くなりますので、重さ100gを超える場合には「らくらくメルカリ便ネコポス」の利用がオススメです
らくらくメルカリ便ネコポス | 定形外郵便 規格内 | 定形外郵便 規格外 | |
重さ | 送料(全国一律) | ||
50g以内 | 175円 | 120円 | 200円 |
100g以内 | 175円 | 140円 | 220円 |
150g以内 | 175円 | 210円 | 300円 |
250g以内 | 175円 | 250円 | 350円 |
500g以内 | 175円 | 390円 | 510円 |
1kg以内 | 175円 | 580円 | 710円 |
2kg以内 | 取扱なし(重量オーバー) | 取扱なし(重量オーバー) | 1040円 |
4kg以内 | 取扱なし(重量オーバー) | 取扱なし(重量オーバー) | 1350円 |
「追跡サービスの有無」「補償の有無」に注目する
「らくらくメルカリ便ネコポス」と「定形外郵便」を比較して「特に受け取り側が受け取りまでに安心感を感じられるか」という部分では以下の様な違いがあります
定形外郵便 | らくらくメルカリ便ネコポス | |
追跡サービス | なし | あり |
補償 | なし | メルカリ事務局によるあんしん配送サポートの対象となる場合がある |
お届け方法 | 自宅などの郵便受けに投函 | 自宅などの郵便受けに投函 |
お届け日時指定 | 不可 | 不可 |
上の表の通り、どちらも「お届け希望日時指定は不可」「お届けは自宅などの郵便受けに投函」となっていますが、
「追跡サービスなし」「補償なし」の「定形外郵便」と比較して、「らくらくメルカリ便ネコポス」なら「追跡サービスあり」「状況に応じてメルカリ事務局によるあんしん配送サポートの対象となる場合があり、補償が行われる可能性がある」という点で安心感があると言えるかと思います
ただし、「定形外郵便」には料金加算のオプションとして、補償や追跡を付加する「書留・特定記録」、お届け日またはお届け時間帯を指定する「配達日指定」「配達時間帯指定郵便」がありますので、オプション付加時の料金と比較しながら上手く検討してみて下さいね
定形外郵便 オプション | |
特定記録 | +160円 |
追跡サービス(補償はなし) | |
簡易書留 | +320円 |
追跡サービス、補償 5万円まで | |
一般書留 | +435円 最低補償10万円 & 更に補償5万円毎に+21円 |
追跡サービス、補償 10万円~500万円まで | |
現金書留 (現金を送る場合専用、売価21円の専用の現金封筒で送る) | +435円 最低補償1万円 & 更に補償5000円毎に+10円 |
追跡サービス、補償 1万円~50万円まで | |
配達日指定 | 平日の指定日:+32円、土曜・日曜・休日の指定日:+210円 |
配達時間帯指定郵便 | 250g以内:+340円、1kg以内:+440円、4kg以内:+710円 |
※配達日指定と配達時間帯指定郵便の併用はできません |
コンビニから発送できるか?
「らくらくメルカリ便ネコポス」はヤマト運輸 営業所以外にも、コンビニ(ファミリーマート or セブンイレブン)でも発送受付を行っていますが、
「定形外郵便」はコンビニのレジでは発送受付を行っていませんので、コンビニから発送したい場合には「らくらくメルカリ便ネコポス」の利用がオススメです
ただし、コンビニでも店舗によっては店内もしくは店外に郵便ポストが設置されている事がありますので、「定形外郵便」でも郵便ポストが設置されていれば、郵便ポストへ投函する事ができます
(ローソン・ミニストップは店内のレジ前に郵便ポストが設置されている事があります)
なお、「らくらくメルカリ便ネコポス」は街の郵便ポストに投函しての発送はできませんのでご注意下さい
定形外郵便なら個人発送でも代金引換が利用可能
「らくらくメルカリ便ネコポス」に関しては「代金引換」のサービスが用意されていませんが、
「定形外郵便」なら個人利用向けの「代金引換」のサービスも用意されていますので、定形外郵便の利用が便利です
管理人の感想
ここまで、らくらくメルカリ便ネコポスと定形外郵便の2つのサービスを取り上げて、
料金・サイズ・代金引換の可否・補償の有無・追跡サービスの有無・発送できる場所などの違いを比較して、ご紹介させて頂きました
らくらくメルカリ便ネコポスも定形外郵便も送料は配送距離を問わず全国一律となっており、
らくらくメルカリ便ネコポスと定形外郵便 規格内は最大時でA4サイズが入り、定形外郵便 規格外は最大時でA3サイズなども入る、という違いがありますが、
重さ100g以内では定形外郵便 規格内が一番安く送る事ができるものの、重さ100gを超えるとらくらくメルカリ便ネコポスが一番安く送る事ができますし、
また、定形外郵便 規格外なら、らくらくメルカリ便ネコポス・定形外郵便 規格内よりも大きいもの・重いものも送れますので、
ご自分の目的・用途に合わせて上手に検討してみて頂ければ幸いです
また、らくらくメルカリ便ネコポス・定形外郵便以外にも色んな配送サービスがありますので、よろしければ以下の記事も合わせて参考としてみて下さいね
ゆうメール 全国一律180円~
クリックポスト 全国一律198円
ゆうパケット 全国一律250円~
レターパック 全国一律370円と全国一律520円の2種類 発送簡単オススメ
宅急便コンパクト 距離で変動 610円~(割引制度あり)
ゆうパック 距離で変動 810円~(割引制度あり)
ヤマト運輸の宅急便 距離で変動 930円~(割引制度あり)
まとめ
今回は、らくらくメルカリ便ネコポスと定形外郵便の違いを比較してご紹介しました
どちらのサービスの方が一概に優れているという訳ではありませんので、それぞれのサービスの特徴を理解して節約などに役立ててみて下さいね