ネコポスの特徴とサービス内容を項目毎に徹底解説!補償,集荷など
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「ヤマト運輸 ネコポス」を取り上げて、運賃・サイズ、補償の有無、代金引換・着払いの可否、コンビニ受け取りの可否、集荷サービスの可否、お届け日時指定の可否、お届け方法などの様々な項目に関して、サービスの特徴を細かくまとめてみました

 

最近では色んなバリエーションの配送サービスがある事から、どの送り方が自分の目的と合っているのか、ちょっとわかりにくい事もあり、

この記事では特に、ネコポスのサービス内容を項目毎にまとめてみましたので、実際に発送方法を検討される際に参考としてみて頂ければ幸いです


 

簡単なサービス比較一覧

まずはじめにネコポスのサービス内容を表に一覧にまとめると以下の通りとなっています

サービス名ネコポス
(法人・個人事業主向け、例外としてメルカリ等の利用者は利用可)
料金全国一律
最大385円

料金は契約者毎に異なる
大きさ縦 31.2cm以内
横 22.8cm以内
大きさの目安最大時でA4サイズが入る
厚さ2.5cm以内
(メルカリ・ヤフオク!などは3cm以内)
重さ1kgまで
前提条件ヤマト運輸と契約した[法人・個人事業主]、またはメルカリ等の利用者に限り利用可
封筒などは自分で用意する
自分で送り状を印刷する(プリンターが必要) or ヤマト運輸 営業所・コンビニで発行する(メルカリ等の場合)
割引制度契約条件による割引あり
支払い方法掛売り契約(法人・個人事業主)
メルカリ等の個人間取引サイトはサービス毎に異なる
発送できる場所ヤマト運輸 営業所
一部のコンビニ(メルカリ等の個人間取引サイト)
自宅などへの集荷サービス契約条件によっては可能
お届け方法自宅などの郵便受けに投函
日にち・時間帯指定不可
お届け日数の目安距離で異なる
(原則、宅急便と同等)
お届け日数調べる
土曜・日曜・祝日の配達ある
信書の取り扱い送れない
補償ある(3000円まで)
追跡サービスある
着払い不可
代金引換不可
受け取り場所自宅など
ヤマト運輸 営業所止め(メルカリ・ラクマ等、サービスによっては営業所止め不可)
コンビニ受け取り不可

 

以上、サービス内容を簡単に一覧にすると上記の表の通りになりますが、

次項より更に項目毎に詳しくご紹介していきたいと思いますので、各項目毎の注意点などはそちらも合わせてご確認下さい

ネコポスの詳細なサービス内容

利用の前提条件・運送会社に関して

ネコポス
会社ヤマト運輸
前提条件自分で送り状を印刷する(プリンターが必要) or ヤマト運輸 営業所・コンビニで発行する(メルカリ等の場合)
梱包用の封筒などは自分で用意する
※法人・個人事業主向け(メルカリなどの個人間取引サイトを利用する場合、法人・個人事業主以外も利用可能)

「ネコポス」は決められた専用の封筒や袋はありませんので、一般的な輸送に耐えられる強度があれば、封筒でも薄型のダンボール箱でもビニール製の袋でも何を使用しても自由です

また、「ネコポス」では専用の送り状を使う必要がありますが、手書きの送り状は用意されていませんので、ヤマトビジネスメンバーズ向けの「送り状発行システムB2クラウド 」を利用し、ご自分で自宅や職場などのプリンターで送り状ラベルを印刷して下さい

ただし、メルカリ等の場合、ヤマト運輸 営業所に設置されている端末「ネコピット」や対応するコンビニで送り状を発行する事になります

 

なお、「ネコポス」はあらかじめヤマト運輸と契約を行った法人・個人事業主向けのサービスとなっていますが、

メルカリ・ヤフオク!・ラクマなどの個人間取引サイトを利用する場合には、個人でも「ネコポス」を利用する事が可能となっています

 

サイズや重さの制限と送料

ネコポス
送料全国一律
最大385円

送料は契約者毎に異なる
大きさ長辺 31.2cm以内
短辺 22.8cm以内
大きさの目安最大時でA4サイズが入る
厚さ2.5cm以内
(メルカリ・ヤフオク!などは3cm以内)
重さ1kgまで

「ネコポス」は、「A4サイズが入る角A4封筒(22.8cm×31.2cm)が最大の大きさ」で「厚さは2.5cm以内(メルカリ・ヤフオク!などは3cm以内)」「重さは1kgまで」となっており、

(ネコポスにも最小の大きさとして、縦23cm以上 & 横11.5cm以上の規定があります)

送料は全国一律でどこからどこへ送っても変わらず「最大385円」ですが、送料は契約者毎に条件によって異なり、参考として、メルカリ等の個人間取引サイトでの料金を例に挙げると以下の通りです

個人間取引サイトネコポス 料金 例
(全国一律)
メルカリ 175円
(2022年6月16日以降 210円)
ヤフオク! 170円(出品者負担)
210円(落札者負担)
PayPayフリマ 170円
ラクマ 200円
minne 315円
BOOTH 370円
オタマート 210円
nutte 350円
BASE 280円

割引制度に関して

ネコポス
契約条件による割引あり

「ネコポス」は法人・個人事業主があらかじめヤマト運輸と契約を行い利用するサービスとなっていますが、送料は385円が上限となっており、契約を行う段階で数量などの条件に応じて割引が行われる場合があり、料金は契約者毎に異なります

なお、メルカリ等の個人間取引サイトの利用者は割引適用後の金額でネコポスを利用する事が可能となっています

 

補償・追跡に関して

ネコポス
追跡サービスあり
補償あり(3000円まで)

「ネコポス」は送り状番号による荷物の追跡サービスを利用する事ができ、以下の通り、3000円までの補償もあります

「ネコポス」 の補償金額(責任限度額)は、「ネコポス」1個につき3千円(税込み)までです。※「ネコポス約款」第八節 第三十八条により

お荷物1梱包の価格が、3千円(税込み)を超える場合は、お預かりができない場合がございます。※「ネコポス約款」第二節 第九条により

その場合は、「宅急便」(責任限度額30万円(税込み)まで)または、「宅急便コンパクト」(責任限度額3万円(税込み)まで)としてお預かりさせていただきます。

[引用元]「ネコポス」の荷物の紛失・破損に対する補償はいくらですか?│ヤマト運輸

なお、例外として、メルカリ出品者が利用できる「らくらくメルカリ便 ネコポス」やラクマ出品者が利用できる「かんたんラクマパック ネコポス」の場合、上記とは異なり、メルカリ・ラクマのそれぞれから状況に応じた補償が行われる場合があります

 

お届け日数に関して

ネコポス
配送距離で決まる
土曜・日曜・祝日も配達される

「ネコポス」のお届け日数の目安は配送距離で決まりますので、具体的なお届け日数に関しては以下のページで差出元とお届け先の郵便番号を入力してご確認下さい

(ネコポスのお届け日数は原則「宅急便」と同様です)

 

ちなみに「ネコポス」は土曜・日曜・祝日も配達されます

着払い・代金引換の可否

ネコポス
着払い利用不可
代金引換利用不可

「荷物を受け取る側が受取時に送料を支払う:着払い」に関しては、「ネコポス」は利用する事ができません

「着払い」を利用したい場合、ゆうパック ゆうパケット ゆうメール 宅急便 宅急便コンパクト 等の利用をご検討下さい

 

「荷物を受け取る側が受取時に送料・商品代金を支払う:代金引換」に関しても、「ネコポス」は利用する事ができません

(個人発送の荷物で代金引換を利用したい場合、ゆうパック 定形郵便・定形外郵便 ゆうメール などをご利用下さい)

 

支払い方法に関して

ネコポス料金の支払方法
掛売り契約(法人・個人事業主)
メルカリ等の個人間取引サイトはサービス毎に異なる

ネコポスの支払い方法は上記の通りで、法人・個人事業主が利用する場合、あらかじめヤマト運輸と掛売り契約を行う必要があり、掛売り契約を行うと運賃を銀行振込・口座引落・集金などで後からまとめて支払う事ができます

 

また、メルカリ・ヤフオク!・ラクマなどの個人間取引サイトの利用者が「ネコポス」を利用される場合、例えば、送料は売上金から自動的に差し引かれたり、サービス毎に支払い方法が異なりますので各サービスのご案内をご確認下さい

発送できる場所・集荷サービスに関して

ネコポス
自宅などへの集荷契約条件によっては利用可能
発送受付場所ヤマト運輸 営業所
一部のコンビニ(メルカリ等の個人間取引サイトの場合)
街の郵便ポストへ投函 不可

「ネコポス」は契約条件によっては荷物1個から自宅などへの集荷サービスの対象となっています

ただし、「メルカリ – らくらくメルカリ便のネコポス」や「ラクマ – かんたんラクマパックのネコポス」など、集荷サービスを利用する事ができない「ネコポス」もありますのでご注意下さい

 

また、「ネコポス」の発送受付場所は、ヤマト運輸 営業所の他に、

メルカリ等の個人間取引サイト利用者向けのネコポスであれば、ファミリーマートやセブンイレブンで発送受付を行っている場合があります(対応しているコンビニは個人間取引サイトによって異なります)

 

なお、「ネコポス」を街の郵便ポストに投函して発送する事はできませんのでご注意下さい

 

他にも「メルカリ・ヤフオク!・PayPayフリマ」に限り、宅配便ロッカーPUDOからも「ネコポス」を発送する事が可能となっています

 

お届け方法、日にち・時間帯指定に関して

ネコポス
お届け方法自宅などの郵便受けに投函
お届けの日時指定指定不可

「ネコポス」はお届け方法はハガキなどと同じく、自宅などの郵便受けに投函となっていますので、受け取りの際にサインなどは不要です(随時、配達員が郵便受けに投函していきます)

また、例外として、「ネコポス」では「お届け先の郵便受けが小さくて荷物が郵便受けに入らない場合」「お届け先の郵便受けが満杯の場合」には、ご連絡票が投函され、ご連絡票の指示に従い再配達を申し込む際には指定可能な範囲内でお届け希望日時の指定ができ、対面手渡しでお届けとなります

 

なお、「ネコポス」は発送受付時にお届け希望日時の指定はできず、お届け希望日時を指定するオプションも用意されていませんのでご注意下さい

 

信書の取り扱いに関して

ネコポス
信書は送れない

「ネコポス」では信書は送れませんので、信書を送りたい場合、定形郵便・定形外郵便 ・ミニレター・レターパック スマートレター などをご利用下さい

 

なお、「どんなものが信書に該当するのか」という事に関しては以下のページもご参考下さい

 

受け取り方法・コンビニ受け取りに関して

荷物を受け取れる場所
ネコポス
自宅など
ヤマト運輸 営業所止め(サービスによっては営業所止め不可)
コンビニ受け取り不可

「ネコポス」は自宅などで受け取り以外では、一部の個人間取引サイトを除き営業所止めも可能となっていますが、

(「メルカリ – らくらくメルカリ便 ネコポス」「ラクマ – かんたんラクマパック ネコポス」などは営業所止めできません)

コンビニ受け取りとする事はできませんのであらかじめご注意下さい

 

ちなみに、個人発送の荷物でコンビニ受け取りを利用したい場合、

特定の条件を満たせば、宅急便 宅急便コンパクト ゆうパック でコンビニ受け取りが利用できますので、宅急便・宅急便コンパクト・ゆうパックの利用をご検討下さい

合わせて読みたい
宅急便と宅急便コンパクトのコンビニ受け取り方法や条件まとめ
合わせて読みたい
ゆうパックをコンビニ受け取りする方法まとめ!個人発送の場合も

 

ネコポスのメリット・デメリットまとめ

「ネコポス」というサービスは、『事前にヤマト運輸と契約をした法人・個人事業主』または『メルカリ等の個人間取引サイト利用者に限り利用可』となっており、例えば、宅急便などの様に誰でも利用できるサービスではないという点にあらかじめご注意下さい

 

「ネコポス」の1通ごとの料金は上限は税込385円ですが、契約者毎に条件によって異なる(安くなる)という特徴があります

例として、「A4サイズが入る・重さ1kgまで・厚さ3cm以内」というネコポスと似た条件のサービスの料金を比較したものが以下の表になりますが、契約条件によっては「ネコポス」の方が安く送れる可能性もありますので、「A4サイズ以内・重さ1kg以内・厚さ2.5cm以内」の荷物を定期的にたくさん送る予定のある方は利用を検討されてみてはいかがでしょうか

大きさ
(いずれもA4サイズOK)
厚さ重さ料金
(全国一律)
ネコポス縦 31.2cm以内
横 22.8cm以内
2.5cm以内
メルカリ・ヤフオク!などは3cm以内
1kgまで メルカリ 175円(2022年6月16日以降 210円)
ヤフオク(出品者負担) 170円
ヤフオク(落札者負担) 210円
PayPayフリマ 170円
ラクマ 200円
minne 315円
BOOTH 370円
オタマート 210円
nutte 350円
BASE 280円
ゆうパケット長辺 34cm以内
3辺合計 60cm以内
3cm以内1kgまで厚さ1cm以内 250円
厚さ2cm以内 310円
厚さ3cm以内 360円
クリックポスト長辺 34cm以内
短辺 25cm以内
3cm以内1kgまで198円
ゆうメール
書籍・雑誌やCD・DVD等のみ送れる
長辺 34cm以内
短辺 25cm以内
3cm以内1kgまで150gまで 180円
250gまで 215円
500gまで 310円
1kgまで 360円
定形外郵便
規格内
長辺 34cm以内
短辺 25cm以内
3cm以内1kgまで50gまで 120円
100gまで 140円
150gまで 210円
250gまで 250円
500gまで 390円
1kgまで 580円

 

個人から個人へ送る場合に利用できる、「ネコポス」と似たサイズ・重さの制限の発送方法である「ゆうパケット・クリックポスト・ゆうメール・定形外郵便 規格内」などは自宅等への集荷サービスを行っていませんが、「法人・個人事業主」がヤマト運輸と契約して「ネコポス」を利用する場合、集荷サービスも利用可能となっているのが大きな特徴の1つなので、集荷を利用されたい方には便利かと思います

ただし、「メルカリ – らくらくメルカリ便のネコポス」や「ラクマ – かんたんラクマパックのネコポス」など、個人間取引サイトで利用できる「ネコポス」は集荷サービスに対応していない場合もありますのでご注意下さい(個人間取引サイトの場合、集荷不可の代わりに一部のコンビニでの発送受付を行っている場合があります)

 

まとめ

ここまで、ネコポスを取り上げて、料金・大きさ・補償の有無・コンビニ受け取りの可否・お届け日数の目安・集荷サービスの可否など、各項目毎にサービス内容を詳しくご紹介させて頂きました

 

ネコポスは「ヤマト運輸と契約した法人・個人事業主」または「メルカリ等の個人間取引サイトの利用者に限り利用可」となっており、利用できる方は限られますが、

料金は契約条件によっては同じぐらいの大きさ・重さの制限の発送方法と比較して安くなる場合もありますので、

ご自分の目的・用途に合わせて上手に検討してみて頂ければ幸いです

 

また、ネコポス以外にも色んな配送サービスがありますので、よろしければ以下の記事も合わせて参考としてみて下さいね

他にも以下の様なサービスもあります!

定形外郵便 全国一律120円~

ゆうメール 全国一律180円~

ゆうパケット 全国一律250円~

レターパック 全国一律370円と全国一律520円の2種類 発送簡単オススメ

宅急便コンパクト 距離で変動 610円~(割引制度あり)

ゆうパック 距離で変動 810円~(割引制度あり)

ヤマト運輸の宅急便 距離で変動 930円~(割引制度あり)