はこBOONとクロネコヤマトの宅急便の2つのサービスを取り上げて、
料金・サイズ、追跡の有無、お届け日数、着払いの可否などの違いを比較して、
私なりにメリットやデメリットと感じる部分をまとめてみました
最近では、色んなバリエーションの配送サービスがある事から、
なかなか自分の目的に合う発送方法がわかりにくい場合もあり、
この記事では特に、はこBOONと宅急便を比較してみましたので、
送り方を検討する際に参考としてみて頂ければ幸いです
利用の前提条件・運送会社に関して
まず、はこBOONとクロネコヤマトの宅急便を利用するための前提条件や、
配送を担当する運送会社に関してまとめると以下の通りとなっています
前提条件:Yahoo! JAPAN ID必須(スマホで利用の場合は除く)
運送会社:ヤマト運輸(発送受付はファミリーマート店頭のみ)
[宅急便]
前提条件:専用の伝票が必要(自宅印刷も可能)
運送会社:ヤマト運輸
上記の内容を補足していきますと、
はこBOONとクロネコヤマトの宅急便はそれぞれ異なるサービスではありますが、
配送を担当するのがヤマト運輸という点では共通しているのが特徴的です
(ただし、はこBOONの発送受付はファミリーマート店頭のみで可能となっています)
また、サービスを利用するための前提条件として、
クロネコヤマトの宅急便に関しては、誰でも利用する事ができますが、
発送の際には、専用の伝票を用いる必要があり(無料でもらえます)、
専用の伝票は、ヤマト運輸の営業所でもらう事ができる事に加え、
集荷依頼をして荷物を取りに来てもらう際に持って来てくれる他、
ヤマト運輸の宅急便を取り扱っているコンビニ などで手に入れる事ができます
(コンビニでもらえる伝票はどこでも使えますが、
ヤマト運輸の営業所でもらえる伝票はコンビニで使えないタイプのものもありますので、
コンビニから送るつもりの場合は、コンビニで使える伝票を下さい、と伝えれば、
ヤマト運輸の営業所でもコンビニで使えるタイプの伝票をもらう事ができます)
また、ネット接続したパソコンやA4対応のカラープリンターなどが必要になりますが、
個人利用向けのC2のサービス を利用すれば、伝票を自宅で印刷する事も可能です
(個人事業主や法人向けには事前契約が必要なB2のサービス もありますが、
B2で印刷した伝票はコンビニから発送する場合には利用できません)
はこBOONに関しては、サービスを利用する前にYahoo! JAPAN IDの取得が必要となり、
また、事前にネット上から配送の申し込み手続きをする必要もあります
[参考:配送の申し込みは、はこBOON公式サイトから行えます ]
(例外的に、スマホから利用する場合に限って、ゲスト利用という制度があり、
支払い方法などに制限がありますが、Yahoo! JAPAN IDが無くても使う事ができます)
はこBOONの利用にはYahoo! JAPAN IDが必要(スマホの場合を除く)
宅急便の利用には専用の伝票が必要(自宅印刷も可能)
はこBOONも宅急便も配送はヤマト運輸が担当
サイズ・重さの制限や送料・割引制度に関して
続いて、各サービスの荷物のサイズの制限や送料体系に関しては以下の通りになります
サイズ・重さ:3辺合計160cm以内・25kg以下
送料:重さ(と距離)によって決まる
割引制度:無し
[宅急便]
サイズ・重さ:3辺合計160cm以内・25kg以下
送料:サイズと重さ(と距離)によって決まる
割引制度:有り
上記の内容を補足していきますと、
はこBOONとクロネコヤマトの宅急便に関しては、
荷物のサイズや重さの制限は特に変わりが無く、
縦・横・高さ(厚さ)の3辺の合計が160cm以内で25kg以下である必要があります
ただし、料金体系に大きな違いがあり、
はこBOONは送料が重さで決まり、サイズは160サイズ以内であればOKです
(発送地域からお届け地域までの距離によっても送料は異なるため、
具体的な料金表は、はこBOONのサイト からご覧下さい)
対照的にクロネコヤマトの宅急便に関しては、送料は重さとサイズの両方で決まり、
各サイズ毎に重さの制限もあります [参考:サイズと重さの制限に関して ]
(発送地域からお届け地域までの距離によっても送料は異なるため、
具体的な料金表はヤマト運輸のサイト からご覧下さい)
他にも、送料に関する特徴としては、クロネコヤマトの宅急便に関しては、
個人でも比較的利用しやすい割引制度がいくつかあり、
詳細は以下の別記事でまとめていますので、参考としてみて下さい
なお、はこBOONはクロネコヤマトの宅急便と比較すると、
通常料金がはじめから安い設定となっているために割引制度はありません
はこBOONも宅急便もサイズと重さの制限は一緒(160サイズまで・25kg以下)
はこBOONの送料は重さ(と距離)で決まるのが特徴
宅急便の送料は重さとサイズ(と距離)によって決まる
宅急便には割引制度があるが、はこBOONには無い
支払い方法に関して
各サービスの支払い方法としては以下の通りとなっています
現金(ファミリーマート店頭)
ファミマTカード(ファミリーマート店頭)
ユニー・ファミリーマートグループ商品券(ファミリーマート店頭)
Yahoo!ウォレット支払い(ネット決済)
ネットバンク支払い(ネット決済)
Tポイント支払い(ネット決済)
[宅急便]
現金
電子マネー(注)
クレジットカード(注)
クオカード(注)
注:発送場所によって、使える支払い方法が異なります
上記の内容を補足していきますと、
クロネコヤマトの宅急便に関しては、現金の他に、電子マネー決済や、
一部コンビニでは、クレジットカードやクオカード支払いなどもできますが、
発送する場所によって支払い方法が異なるため、以下の別記事でまとめています
はこBOONに関しては、ネット上で決済する場合に、
Yahoo!ウォレットに登録したクレジットカードでの支払いに加え、
ジャパンネット銀行・楽天銀行・みずほ銀行のネットバンク支払いや、
(いずれかの銀行の口座を持ち、ネットバンクが使える必要があります)
ネットバンクとの併用はできませんが、Tポイント支払いがあり、
更に、ファミリーマート店頭では、現金に加え、
ユニー・ファミリーマートグループ商品券が使える他、
クレジットカードとしてファミマTカードのみ利用可能です
はこBOONも宅急便も色んな支払い方法があるのが特徴ではありますが、
宅急便に関しては、ヤマト運輸の営業所から発送する場合や集荷の場合など、
一部のコンビニ以外ではクレジットカードは利用できませんのでご注意下さい
はこBOONは現金以外の支払い方法もある
宅急便も現金以外の支払い方法もある(発送場所で異なる)
発送できる場所・集荷サービスに関して
各サービスに関して、荷物の発送の受付ができる場所と、
集荷サービスの利用の可否をまとめると以下の通りとなっています
発送できる場所:ファミリーマート店頭のみ
集荷:利用不可
[宅急便]
発送できる場所:ヤマト運輸の営業所・コンビニなど
集荷:利用可能
上記の内容を補足していきますと、
はこBOONに関しては、集荷サービスが利用できず、
発送の受付ができる場所もファミリーマートに限られているため、
はこBOONの荷物は必ず自分でファミリーマートに持っていかなければなりません
(はこBOONの荷物はヤマト運輸の営業所などからは発送できません)
対照的にクロネコヤマトの宅急便に関しては、
荷物を自宅に取りに来てもらう集荷のサービスが荷物1個からでも利用可能で、
(集荷の場合は、送料に持込割引が適用されませんのでご注意下さい)
他にも、発送の受付ができる場所として、
ヤマト運輸の営業所やコンビニなどの取り扱い店があるので、
[参考:宅急便を取り扱うコンビニ ]
発送の受付ができる場所としては、クロネコヤマトの宅急便の方が多いです
集荷サービスは、宅急便は利用可能、はこBOONは利用不可
はこBOONはファミリーマートからしか発送できない
宅急便はヤマト運輸の営業所やコンビニなどから発送できる
お届け日数に関して
各サービスのお届け日数に関しては以下の様な情報が挙げられます
具体的なお届け日数としては、発送地域とお届け地域の距離で異なるため、
上記に挙げたページからご確認頂ければと思います
お届け日数の違いとして、クロネコヤマトの宅急便と比較すると、
特に遠距離区間の荷物に関しては、はこBOONの方が、
日数が多くかかる様な印象がありますので、少し注意された方が良いかもしれません
なお、はこBOONも宅急便も日曜・祝日も配達されます
日にち・時間帯指定に関して
各サービスのお届けの際の日にち・時間帯指定に関しては以下の通りとなっています
時間帯の指定は可能
日にちの指定は不可
[宅急便]
日にちも時間帯も指定可能
上記の内容を補足していきますと、
クロネコヤマトの宅急便に関しては、発送の際に、
日にちも時間帯も指定する事が可能となっています
(お届けが間に合わない様な日にち・時間帯は指定できません)
対照的に、はこBOONに関しては、発送の際には、
時間帯の指定しかする事ができませんのでご注意下さい
(ただし、伝票番号を利用してサービスセンターから変更する場合や、
再配達の申し込みの際には、はこBOONの荷物でも、日にち・時間帯の両方が指定可能です)
宅急便は日にちも時間帯も指定可能
はこBOONは時間帯のみ指定可能(お届けの日にち指定不可)
着払い・代金引換の可否
各サービスの着払いや代金引換の可否としては以下の通りになります
元払いのみ利用可能
着払い・代金引換利用不可
[宅急便]
元払い・着払いが利用可能
事前契約をすれば、代金引換も利用可能
上記の内容を補足していきますと、
クロネコヤマトの宅急便に関しては、個人でも発送方法として、
元払いと着払いの両方を利用する事ができ、
更に事前契約をする事で代金引換での発送をする事も可能となっています
(宅急便の代金引換の発送方法は、主に法人・個人事業主向けのサービスです)
はこBOONに関しては、着払いも代金引換も利用する事はできず、
元払い(発送時に発送人が送料を払う)でしか発送する事はできません
宅急便は個人でも着払いと元払いの発送が可能
宅急便は事前契約すれば、代金引換の発送も可能
はこBOONは元払い発送のみ利用可能(着払い・代金引換は利用不可)
受け取り方法・コンビニ受け取りに関して
各サービスの受け取り方法やコンビニ受け取りに関しては以下の通りになります
自宅などで受け取り可能
ヤマト運輸の営業所止めも可能
コンビニ受け取りも可能(条件あり)
[宅急便]
自宅などで受け取り可能
ヤマト運輸の営業所止めも可能
コンビニ受け取りも可能(条件あり)
上記の内容を補足していきますと、はこBOONも宅急便も自宅などでの受け取りに加え、
ヤマト運輸の営業所止めもできるという点では変わりはありません
ただし、コンビニ受け取りに関しては、違いがあり、例えば、
クロネコメンバーズに登録が必要な点は共通していますが、
はこBOONの場合、不在通知受け取り以降でないとコンビニ受け取りに変更できなかったり、
宅急便の場合、元払い(発払い)の荷物でないとコンビニ受け取りができない、
など細かい条件がいくつかあるため、
別記事でまとめましたので、よろしければ合わせて参考としてみて下さい
はこBOONも宅急便も自宅などで受け取りやヤマト運輸の営業所止めが可能
元払い宅急便の荷物はコンビニ受け取りも可能(要クロネコメンバーズ事前登録)
はこBOONは条件付きでコンビニ受け取り可能(要クロネコメンバーズ事前登録、不在通知受取以降)
天地無用・逆さま厳禁に関して
各サービスの天地無用・逆さま厳禁に関しては以下の通りとなっています
天地無用・逆さま厳禁の荷物は取り扱えない
[宅急便]
天地無用・逆さま厳禁の荷物も取り扱える
上記は細かい事になってしまいますが、通常のクロネコヤマトの宅急便では取り扱える、
天地無用や逆さま厳禁の荷物に関しては、
はこBOONでは取り扱えないと規定されていますので、少しご注意下さい
[参考ページ:天地無用・逆さま厳禁の荷物に関して ]
なお、こわれものの指定に関しては、
宅急便でも、はこBOONでも行う事が可能となっています
[参考ページ:こわれもの指定に関して ]
はこBOONでは、天地無用・逆さま厳禁の荷物は取り扱えない
宅急便では、天地無用・逆さま厳禁の荷物も取り扱える
はこBOONと宅急便に共通する注意事項
上記に挙げたもの以外で、はこBOONと宅急便で共通する事としては以下の様なものがあります
補償あり(30万円まで)
追跡サービスあり
お届けは対面手渡し
上記の内容を補足していきますと、
はこBOONもクロネコヤマトの宅急便も専用の箱などはありませんので、
最低限として、一般的な輸送に耐えられる強度は必要になりますが、
梱包に関してはダンボールなどの箱の他、袋など、何を使っても構いません
(これを使用しなければならない、という様な専用の箱などはありません)
また、はこBOONも宅急便も30万円までの補償があり、
お問い合わせ番号を使った追跡サービスも利用できます
他にも、はこBOONもクロネコヤマトの宅急便も、
レターパックなどの郵便受けに投函のお届け方法とは違い、
お届けの際は原則、対面手渡しでの受け取りとなっています
はこBOONと宅急便のメリット・デメリット
最後に、はこBOONと宅急便のメリット・デメリットをまとめたいと思います
Yahoo! JAPAN IDが必要(スマホ利用の場合を除く)
サイズは、宅急便と同じで160サイズ以内・25kg以下
送料が重さ(と距離)のみで決まる
宅急便より安価なので、割引制度が無い
現金以外にも各種支払い方法が使える
発送できる場所はファミリーマートのみ
集荷サービスは利用できない
お届けの際は時間帯指定可能・日にち指定不可(希望変更時などには可能)
発送方法は元払いのみ(着払い・代金引換は不可)
自宅などで受け取りとヤマト運輸の営業所止めが可能
不在通知受け取り以降ならコンビニ受け取りも可能(要クロネコメンバーズ登録)
天地無用・逆さま厳禁の荷物は取り扱えない
宅急便の利用には専用の伝票が必要
サイズは、はこBOONと同じで160サイズ以内・25kg以下
送料は重さとサイズ(と距離)で決まる
割引制度がある
現金以外にも各種支払い方法が使える(発送場所で異なる)
発送できるのはヤマト運輸の営業所やコンビニなど
集荷サービスも利用可能
お届けの際は日にちも時間帯も指定可能
発送方法は元払いと着払いが利用可能
代金引換も事前契約すれば利用可能
自宅などで受け取りとヤマト運輸の営業所止めが可能
元払いの荷物はコンビニ受け取りも可能(要クロネコメンバーズ登録)
天地無用・逆さま厳禁の荷物も取り扱える
メリット・デメリットに関して補足していきますと、
はこBOONは、発送できる場所などが限られていますが、
料金が重さ(と距離)で決まるため、特に大きくても軽い荷物に関しては、
宅急便よりもかなり安く送る事ができるというのが最大の特徴と言えます
なお、送料としては、通常料金は、はこBOONの方が安い設定ですが、
宅急便に関しては、割引制度があるので、割引制度を上手く利用すれば、
条件次第で、はこBOONよりも安く送れる場合もあります
他にも細かい部分での違いはありますが、
はこBOONでは、宅急便の様にサイズを気にする必要がないため、
梱包が楽という点も魅力となっていますので、上手く使い分けてみて頂ければ幸いです
管理人の感想
ここまで、はこBOONと宅急便の2つのサービスの違いとして、
料金、追跡の有無、着払いの可否などを比較して、まとめてご紹介させて頂きました
一概にどちらが良いという訳ではないので、それぞれのサービスの特徴を見て、
自分の目的とより合う発送方法を見つけて頂ければと思います
また、はこBOONやクロネコヤマトの宅急便以外にも発送方法はありますので、
よろしければ、合わせて検討してみてはいかがでしょうか
定形外郵便 全国一律120円~
クリックポスト 全国一律185円
スマートレター 全国一律180円 発送簡単オススメ
ゆうメール 全国一律180円~
ポスパケット 全国一律360円
レターパック 全国一律360円と全国一律510円の2種類 発送簡単オススメ
宅急便コンパクト 594円~(割引制度あり)
まとめ
今回は、はこBOONと宅急便の違いとメリット・デメリットを比較して、
はこBOONと宅急便の共通点
梱包は箱以外に、袋など何でも構わない(専用のものは無い)
補償あり(30万円まで)
追跡サービスあり
お届けは対面手渡し
はこBOONのメリット・デメリット
Yahoo! JAPAN IDが必要(スマホ利用の場合を除く)
サイズは、宅急便と同じで160サイズ以内・25kg以下
送料が重さ(と距離)のみで決まる
宅急便より安価なので、割引制度が無い
現金以外にも各種支払い方法が使える
発送できる場所はファミリーマートのみ
集荷サービスは利用できない
お届けの際は時間帯指定可能・日にち指定不可(希望変更時などには可能)
発送方法は元払いのみ(着払い・代金引換は不可)
自宅などで受け取りとヤマト運輸の営業所止めが可能
不在通知受け取り以降ならコンビニ受け取りも可能(要クロネコメンバーズ登録)
天地無用・逆さま厳禁の荷物は取り扱えない
宅急便のメリット・デメリット
宅急便の利用には専用の伝票が必要
サイズは、はこBOONと同じで160サイズ以内・25kg以下
送料は重さとサイズ(と距離)で決まる
割引制度がある
現金以外にも各種支払い方法が使える(発送場所で異なる)
発送できるのはヤマト運輸の営業所やコンビニなど
集荷サービスも利用可能
お届けの際は日にちも時間帯も指定可能
発送方法は元払いと着払いが利用可能
代金引換も事前契約すれば利用可能
自宅などで受け取りとヤマト運輸の営業所止めが可能
元払いの荷物はコンビニ受け取りも可能(要クロネコメンバーズ登録)
天地無用・逆さま厳禁の荷物も取り扱える
という事をご紹介しました
実際に利用する事で、新たに気付く事もありますので、
まずは一度試しにそれぞれのサービスを使ってみるのも良いかもしれません